南海電気鉄道は15日、南海線(南海本線、空港線、多奈川線、和歌山港線)のダイヤを修正すると発表した。ダイヤ修正の実施日は10月21日。多奈川線では、利用状況を踏まえた運行本数の見直し、始発・最終列車の運行時刻の見直しが予定されている。

  • 多奈川線の列車はみさき公園~多奈川間で折返し運転を行う

多奈川線はみさき公園~多奈川間を結ぶ路線で、南海本線と接続するみさき公園駅も含め、全駅が大阪府岬町に所在する。平日は朝および夕夜間に毎時3本程度、日中時間帯に毎時2本を運転。土休日は終日にわたりほぼ毎時2本の運転となっている。南海電鉄の発表によれば、現行の運行本数は平日に下り・上り各46本、土休日に下り・上り各37本とのこと。

ダイヤを修正する10月21日以降、利用状況を踏まえて運行本数を見直し、平日は下り・上り各26本、土休日は下り・上り各23本に減便。現行と比べて6割前後の運行本数となる。

あわせて始発・最終列車の時刻も見直しに。始発列車は現行より繰り下げられ、平日・土休日ともに早朝5時台の列車がなくなる。ダイヤ修正後、平日の上り始発列車は多奈川駅6時8分発(38分繰下げ)、下り始発列車はみさき公園駅6時18分発(38分繰下げ)で運転。最終列車は繰り上げられ、ダイヤ修正後、平日の上り最終列車は多奈川駅22時31分発(70分繰上げ)、下り最終列車はみさき公園駅23時8分発(48分繰上げ)で運転される。