テレビ朝日系バラエティ番組『ニンチド調査ショー』が『ザ・ニンチドショー』とタイトルを変更し、16日から毎週土曜22時(※一部地域を除く)枠に移動する。このたび、MCのフットボールアワー・後藤輝基とホラン千秋、プロデューサーがコメントを寄せた。

  • ホラン千秋、後藤輝基

    左からホラン千秋、後藤輝基=テレビ朝日提供

時代の変化を世代別の“ニンチド(=認知度)”で斬っていく新機軸クイズバラエティがリニューアル。これまでは2時間SPでは4ネタ、1時間放送では2ネタという構成だったが、今後は1時間で1テーマが基本に。昭和歌謡からなつかしのCMまで、取り上げるテーマをよりディープに掘り下げていく。

■後藤輝基(フットボールアワー)コメント

タイトルは『ザ・ニンチドショー』ですか……。言いやすくなりましたね。以前の「調査ショー」が結局慣れずで、収録前に、ホランの横でずっと小さな声で「調査ショー、調査ショー……」って言ってたぐらいでしたから(笑)。土曜よる10時へのお引越しとなりますが、全世代に観てほしいとはいえ、やはり時間や曜日的には、我々と同世代、あるいは上の世代の方が観られる機会が多いのでしょうか。そういう人に、以前より増して「あの頃が懐かしいな」とか、家族で観ていただいていれば「あの時はこうだったんだよ」みたいな、会話が生まれればうれしいですね。

セットも変わりましたが、以前のセットは、僕とホランの後ろにでっかいシャンデリアがあったんですが、めちゃくちゃ熱かったんですよ。作っていただいたんですごくありがたい話なんですが、とにかくあっつい(笑)。快適になりましたね。

放送時間が深くなったので、企画もどんどん、攻めたものがあってもいいんじゃないですかね。今回も、酒場でお酒を飲んでらっしゃる方々にインタビューを取っていましたが、カラオケがあったり、昭和歌謡と近い環境じゃないですか。そういった方々のリアルな声を聞くことで、お茶の間でお酒を飲みながら観ている方も「あなたこの曲よく歌っていたわよね」なんて、会話が弾むような感じになればいいですね。

今後扱ってみたいテーマは、例えば、恋愛ひとつ取っても、1970年代に読んでいた雑誌に書いてある恋愛術であったり、アドバイスは、こんなことが書いてあった! みたいなのもできそうですよね。それをまともに受けて、彼女にアプローチしたりしていた世代もいたはずなので。アドバイスとして掲載されていた服装を、ゆうちゃみらZ世代が見て、ボロクソに言うとか(笑)、そういうのも面白いと思います。

ホランとのMCも、もう1年ですか。相変わらず安心してできていますよ。とてもやりやすいです。そんな二人が変わらずにお送りする『ザ・ニンチドショー』ですが、放送時間が変われば、皆さんの状態も今までとは違ってくると思います。お風呂も入って、お酒を飲んであとは寝るだけなのか、晩御飯を食べながらなのか……その時間なりの楽しみ方をしていただけたらと思います!

■ホラン千秋 コメント

タイトルから“調査”という言葉は抜けましたが、タイトルの大事な部分は継承されているので、気持ち的にもスムーズにお引越しできますね。土曜のよる10時ということで、『ニンチド調査ショー』を放送していた平日木曜のよる7時だと、例えば学校が遅くなったり、会社がまだ終わってなかったり、リアルタイムで観ていただくのも難しかったのかなと思うんです。土曜は、学校やお仕事がお休みの方も多くいらっしゃると思うので、一緒にリアルタイムでテレビの前で楽しんでもらいたいです!

リニューアルに伴ってセットも変わり、より“夜感”が出たんじゃないですかね。ムーディな、歌謡曲にも合うような世界観になっていて、昔懐かしい雰囲気も感じられます。おしゃれなバーに遊びに来た気もしていました。座って進行できるのもありがたいです。足がむくみますからね(笑)。

ゴールデンの放送の時は、1回の放送でいろいろな角度から昭和や過去のものに触れていたのですが、歌謡曲などひとつのテーマに迫って、それを深堀りしてよりディープな世界を知ることができるのも、面白みのひとつだと思います。後藤さんが言うように、今後の企画として、恋愛ものは面白いかもしれませんね。バブルのころはおいしいティラミス屋さんを知っている方がモテたりしたそうですので、各年代の、この時どんな振る舞いすると好感度がアップしたか? みたいなクイズを、令和の方が答えたら楽しいかもしれません。

この1年、後藤さんと一緒にMCをやらせていただいて、ガラッと印象は変わりました。笑いに厳しい方ですので、無駄なことを言ったら怒られると思っていて震えることもあったのですが、ふっと横を見たらずっと貧乏ゆすりをされていて、MC台がずっと揺れているんです(笑)。最初こそ恐怖だったのですが、実はすごく優しい方だとわかってきて、私は一体、何を震えていたんだろうって。いろいろな方とご一緒しましたが、私が何か言いたそうにしていると後藤さんは必ず気付いて振ってくださるし、わからないことは教えてくださるし、こんなに優しい方はいないと言いたい! でも、気づいたら、私も貧乏ゆすりが移っちゃってました(笑)。

思い入れがあるものは人それぞれ。テレビの前で「私はこうだった」「いや、俺はこうだった」と会話を弾ませながら観ていただけるようなコーナーも増えたと思いますので、楽しく観ていただければと思います。視聴していると、きっと各々の思い出が付随してくるので、ご家族の中でも知られざるエピソードも出てくるかもしれませんね!

■テレビ朝日・増田哲英プロデューサー コメント

『ニンチド調査ショー』から『ザ・ニンチドショー』に番組名が変わりますが、その理由は大きく2つ。1つはMCの後藤さんが毎回噛みそうになって可哀想だったのを配慮した事。もう1つは画数占い的に『ザ・ニンチドショー』の方が圧倒的に良かった事、であります。なのでタイトルは少し変わりますが、コンセプトが大きく変わることはありません。しかし、せっかく土曜22時という“ちょいDEEP”な時間にお引越しできるのですから、内容もゴールデンではできなかったDEEPなものにしていこうと、たくらんでいます。ご期待ください!

  • ホラン千秋、後藤輝基

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