縁日、屋台グルメなど、熊本ならではのカルチャーを体感できる大型イベント「FunFun熊本祭2023」が、東京・白金台の「八芳園」にて8月23日に開催された。250人におよぶ熊本ファンが集った夏祭りの様子を紹介していこう。

  • 「FunFun熊本祭2023」が、東京・白金台の「八芳園」にて8月23日に開催された

■サプライズゲストでくまモン登場! ダンスを披露

創業80年を迎える「八芳園」は、これまで全国各地と連携しながら、地域の魅力発信、特産品を生かした食の開発など、地域活性化を目的とする地域プロデュースに取り組んできた。

熊本市と「八芳園」は、今年5月に白金台のポップアップ型ショールーム「MuSuBu」にて開催したポップアップイベント「スイカの名産地 熊本春スイカフェア」を皮切りに、「熊本市×八芳園地域活性化プロジェクト」が始動。「FunFun熊本祭2023」は、その第3弾となる夏の大交流イベントだ。

冒頭ではサプライズゲストとして、熊本県のマスコットキャラクターとして世界的な人気を誇るくまモンが登場。2023年11月に行われるバトミントンの国際大会「熊本マスターズジャパン」の特別衣装を身に纏った愛らしいくまモンに対し、会場からは歓声が沸き起こった。

ステージでは「かモン!くまモン!」の歌に合わせて、ダンスを披露したくまモン。来場者たちも掛け声やダンスで応じ、開会を大いに盛り上げた。

■熊本の食材を使用した屋台料理

お祭りの熱気溢れる会場内には「八芳園」シェフが手掛けた、熊本の食材を使用した屋台メニューの数々がお目見え。熊本名物のからし蓮根やちくわサラダ、熊本甘口醤油のジャガイモと豚バラ肉の炊き合わせなど、熊本にちなんだ料理の数々が並ぶ。熊本の人にとっては懐かしい味から、新鮮な取り合わせの料理まで幅広くそろい、来場者たちは舌鼓を打っていた。

会場ではビールやワイン、ソフトドリンクもフリーフローで振る舞われたほか、熊本の銘酒や名品をそろえたBARコーナーも設けられていた。熊本の地酒「東肥赤酒」や芳醇純米酒の「瑞鷹」、柑橘酒の「うめぽん」「ゆずもん」、米焼酎の代表格「白岳」に加え「金しろ」「銀しろ」など幅広いラインナップで、酒好きを魅了した。

■楽しい縁日や熊本の名産品が当たる大抽選会も

夏祭りということで、会場に隣接する庭園に、縁日コーナーも登場。射的やヨーヨー、スーパーボールすくい、わたあめコーナーなどに、浴衣を着た子どもたちが集い、楽しそうに遊ぶ姿が見られた。

イベント中盤で盛り上がったのが、熊本の名産品が当たる「熊本大抽選会」だ。熊本のブランド和牛「あか牛」や銘酒「瑞鷹」、「馬スジカレー」などのセット、塩屋一番の「恵比寿焼き海苔プレミアム」といった、そうそうたる品々が景品となり、会場各所で当選者の歓声が上がっていた。

さらにイベントでは、新空港など現在熊本市にて話題となっている施設やトピックの紹介なども行われた。このほか、熊本の特産品を購入できるブースでは、都内ではなかなか手に入らない品々を吟味する来場者もいた。

■熊本市民に愛される「サンバおてもやん」を踊りフィナーレ!

イベントのラストを盛り上げたのは、熊本ファンなら思わず踊りたくなる「サンバおてもやん」。これは熊本の「火の国まつり」の最大イベントで約60団体、総勢5,000人の踊り手が街中を踊り歩く「おてもやん総踊り」でも踊られている"進化系おてもやん"だ。

イベントでは浅草サンバカーニバルなどでも活躍する、プロのサンバダンサーが登場し、本格的なサンバをステージで披露。その後、来場者に向けて「サンバおてもやん」のレクチャーもしてくれた。最後には会場全体を使い、参加者も一緒になって「サンバおてもやん」をダンス。一大フィナーレを飾った。

今後も「八芳園」は熊本市の「地域活性化プロジェクト」の年間を通じたプロデュースなど、各地方自治体と手を組んで「交流文化創造」をリードし、日本の観光産業の活性化に貢献していくという。次回はどんなイベントが開催されるのか、今から楽しみだ。