俳優の中村倫也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ハヤブサ消防団』(毎週木曜21:00~)のスピンオフ作品『恋の妄想 消防団』ep1が、このたびTELASA(テラサ)で配信された。

  • 『恋の妄想 消防団』(C)池井戸潤「ハヤブサ消防団」/テレビ朝日

木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』スピンオフドラマ 『恋の妄想♡消防団』

本編の『ハヤブサ消防団』では、山間の集落・ハヤブサ地区で起きた不穏な連続放火事件を描いているが、スピンオフは“戦慄”とは無縁。笑いてんこ盛りの、“ヘンテコ妄想ラブコメディ”が展開される。『恋の妄想 消防団』のはじまりは、主人公のミステリ作家・三馬太郎(中村倫也)と映像ディレクター・立木彩(川口春奈)の間にほのかな恋が芽生えつつあることに、藤本勘介(満島真之介)、徳田省吾(岡部たかし)、森野洋輔(梶原善)ら消防団員たちが勘づいたこと。そこに太郎の担当編集者・中山田洋(山本耕史)も加わり、2人の恋愛がどうやったらうまくいくのか、ああでもないこうでもないと妄想しながらお節介な作戦を練っていくというストーリーとなっている。

しかし、“自称”恋愛マスターの中山田をのぞくと、恋愛はかなりご無沙汰なメンバーばかり。彼らはいったいどうやって太郎と彩の恋を成就させようというのか。自分たちの妄想で盛り上がる男たちの中、ただひとり冷静なのはハヤブサ地区唯一の居酒屋「△」の店主・賀来武彦(福田転球)。彼が本作のナビゲーター的役割を果たしていく。そんな消防団チームの妄想の世界に登場する太郎は、胸キュンなセリフをささやいたり、キザに壁ドンしてみたり、絶望の果てに絶叫したりと、らしくない行動の連続。彩も、太郎の甘々なアプローチにはにかんだり、方言でキレ気味にまくしたてたりと弾けた表情をたっぷり見せる。満島、岡部、梶原らの芝居合戦がスパークし、シリアスな展開が続く地上波本編からは到底考えられない悪ノリ全開なコメディに注目だ。

ep1では、勘介と省吾の恋の妄想がさく裂。しかし勘介の恋愛スキルは残念なお子ちゃまレベルだった!? そしてバツイチの省吾は前妻への未練を引きずっていた……? など、本編では明かされていない恋愛観やプライベートの秘密がにじみ出る。はたして彼らは、ハヤブサに芽生えた太郎×彩の淡い恋の灯を燃え上がらせることができるのか。