■放送終了後には感想をエゴサ「こっそり読ませていただいています」

――すでに放送が開始されていますが、山下さんのもとにはどのような反響が寄せられていますか?

私も放送が終わると、SNSでみなさんのコメントや感想をこっそり読ませていただいています。作品自体がスローペースにお話が進んでいくので、皆さんもじっくりストーリーに入ってくださっている印象です。感想をみっちり書いてくださっている方が多くて嬉しいですし、毎週みなさんの感想を楽しみにしています。

――乃木坂46メンバーからの反応や感想は?

後輩から「観ました!」という声を聞くのですが、恋愛ものなのでちょっと恥ずかしい……。ただ、家事をするシーンを観て、「私も家事をがんばりました」という後輩もいて、“めっちゃかわいい感想”と思って(笑)。

■作品ごとに違った役作り「できあがっていく時間がとても楽しい」

――本業のアイドルに加えて、先日まで放送されていた『弁護士ソドム』から、連続でのドラマ出演です。女優業としても活動の幅を広げている山下さんですが、様々な作品を経験してきて、“演じる”ということに対して意識の変化はありますか?

作品ごとに演じ方は違うと思っていて、それは意識して変えるというより、ナチュラルに変化していく。今回の作品だと自分の中で演じるという意識はあまりなくて、普通の会話として物語を成立させたいという気持ちがあります。台本も骨組みは頭に入れるのですが、読み込み過ぎないようにしていますし、自分の中で気持ちが揺れ動いた瞬間をすくっていくということのほうが大事だと感じています。

逆に、ドラマ『弁護士ソドム』ではコミカルでキャッチ―な役柄だったので、しっかりキャラクターを作り込んでから撮影に臨んでいたり。作品ごとに監督や共演者の方と話し合って、役を作っています。そして、その役からだんだんと作品ができあがっていく時間がとても楽しいですし、充実した時間です。

――充実している反面、かなり忙しい日々を過ごされているかと思いますが、リフレッシュ法などはありますか?

丸1日オフという日はなかなかないので、隙間の時間を使って息抜きをしています。先日は、中空きの時間にサンリオピューロランドに行ってきました! あとは、早めの時間にお仕事が終わったときにはおいしいごはん屋さんに行ったり、自分にご褒美をあげながらがんばっています。

――先ほど、趣味がないとおっしゃっていましたが、息抜きになる新しい趣味などは見つかりそうですか?

趣味ではないかもしれないですが、最近、ボールペン字講座を受け始めました。やっぱり字はきれいな方がいいなと思って! 人生の節目で書く重要なもので字が汚いのが嫌なので、今のうちから始めておこうと(笑)。

■山下美月
1999年7月26日生まれ。東京都出身。2016年に乃木坂46三期生オーディションに合格し、デビュー。2018年には映画『日日是好日』で映画初出演を果たし、2019年にはテレビ東京系ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』で、萩原利久とW主演を務める。その後も、TBS系ドラマ『着飾る恋には理由があって』(21)、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22)など数々の作品に出演している。