トヨタ自動車とKINTOは、先代「アルファード/ヴェルファイア」のパワースライドドアの開閉を速くするソフトウェアのアップグレードサービスを開始した。「KINTO FACTORY」のサービスの一環として実施する。

  • トヨタの先代「アルファード」

    先代「アル/ヴェル」のスライドドアがスピードアップ!

ユーザーからの要望を受けて高速化を決定

トヨタが2015年に発売した先代アルファード/ヴェルファイア(アル/ヴェル)のパワースライドドアは利便性の高さから多くのユーザーに愛用されている機能であるとのことだが、ドアの開閉速度については「荷物を多く手に持っている時や雨天の際にもっと速く開くことはできないか」「子供を連れて出かける時にもっと速く閉めることができればスムーズに出発できるのに」などの意見があったという。

  • トヨタの先代「アルファード/ヴェルファイア」

    トヨタの先代「アル/ヴェル」

こうしたユーザーからの要望を踏まえ、トヨタとKINTOは今回、パワースライドドアの開閉速度を従来比で約20%速くするソフトウェアアップグレードを「KINTO FACTORY」で提供することとした。同サービスを受けるには店舗に車両を持ち込む必要がある。

対象となる車種は先代のアル/ヴェルだ。2015年1月~2023年6月の期間中、通常の販売方法でユーザーが購入したクルマと、KINTOのサブスクリプションで契約したクルマの双方が対象となる。

価格は1.98万円。片側ドアのみの施工は1.43万円となる。

施工対応エリアは東京、埼玉、千葉、静岡、愛知、大阪、福岡。今回のソフトウェアアップグレードについては、日本国内と同時に台湾でも、トヨタの販売を担う和泰汽車(ホタイ・モーター)が提供を始めた。

「KINTO FACTORY」では今回のタイミングに合わせて、東京エリアでの施工の対応を従来の5店舗から、23区外も含む169店舗へと大幅に拡大した。