新潟市新津鉄道資料館は7日、夏休みに新潟の鉄道文化にふれる機会を提供するため、同館で保存展示しているE4系の運転席などの車内を約3年半ぶりに公開すると発表した。公開日時は7月16日の9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)とされている。

  • 新潟市新津鉄道資料館で保存展示されているE4系

E4系は1997(平成9)年に東北新幹線でデビュー。2012年9月に東北新幹線での定期運行を終了した後も、2021年10月まで上越新幹線で使用され、「Maxとき」の愛称とともに東京~新潟間で人々の往来を支えてきた。

現在残るE4系は、新潟市新津鉄道資料館で保存展示している1両のみ。2017年から展示公開していたが、2019年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、車内の公開を取りやめていた。

車内公開の当日(7月16日)、午前の部(10時から11時40分まで)・午後の部(13時から15時30分まで)に分けて受付を行う。運転席の見学にあたり、現地で配布する整理券が必要(予約なし・当日配布)。見学希望者多数の場合、受付終了の時間を繰り上げる場合がある。運転席(乗務員室内)は撮影禁止となる。同日に鉄道模型走行会(HOゲージ)も開催される。

なお、新潟市新津鉄道資料館は今年で開館40周年を迎えることから、これにちなんだ特別展や講演会なども秋に開催する予定としている。