IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道は16日、盛岡~青森間で直通運転する臨時列車を7~9月に合計22本運行すると発表した。昨年、両社の開業20周年共同企画で運行した盛岡~青森間を結ぶ直通臨時列車「青森・盛岡ライナー」が好評だったことから、利用者の要望に応え、今年も運行される。

  • 青い森鉄道の車両、青い森701系

直通臨時列車の快速「青森・盛岡ライナー」は、青い森鉄道の沿線から盛岡駅まで乗換えなしで移動可能。盛岡駅での乗換えにより、大型ショッピングモールに隣接するJR田沢湖線前潟駅へのアクセスも便利なダイヤとした。

運転日は7月15~17日。青い森701系セミクロス車2両編成(全席自由席)を使用し、青森駅9時11分発・盛岡駅12時8分着、盛岡駅16時13分発・青森駅19時4分着の上下各1本を運転する。青森駅から盛岡駅まで、途中の筒井駅、東青森駅、浅虫温泉駅、野辺地駅、三沢駅、八戸駅、三戸駅、金田一温泉駅、二戸駅、一戸駅、奥中山高原駅、いわて沼宮内駅、好摩駅、滝沢駅に停車する。

お盆の時期に合わせ、帰省およびUターンの利用に便利な臨時列車として、快速「ふるさとライナーあおもり」「ふるさとライナーもりおか」を初めて運行。「ふるさとライナーあおもり」はIGR7000系2両編成(全席自由席)を使用し、8月11~13日に盛岡駅11時12分発・青森駅13時53分着、青森駅14時30分発・盛岡駅17時21分着の上下各1本を運転する。

「ふるさとライナーもりおか」は青い森701系セミクロス車2両編成(全席自由席)を使用し、8月14・15日に青森駅11時30分発・盛岡駅14時26分着、盛岡駅14時35分発・青森駅17時33分着の上下各1本を運転する。両列車ともに盛岡~青森間で途中の滝沢駅、好摩駅、いわて沼宮内駅、奥中山高原駅、一戸駅、二戸駅、金田一温泉駅、三戸駅、八戸駅、三沢駅、野辺地駅、浅虫温泉駅に停車する。

  • IGRいわて銀河鉄道の車両IGR7000系

9月の3連休に、IGRいわて銀河鉄道の沿線から青森駅まで乗換えなしで移動できる快速「あおもり」「もりおか」も設定。IGR7000系2両編成(全席自由席)を使用し、9月16~18日に運転される。快速「あおもり」は盛岡駅8時54分発・青森駅11時53分着、快速「もりおか」は青森駅14時30分発・盛岡駅17時21分着。盛岡~青森間で途中の滝沢駅、好摩駅、いわて沼宮内駅、奥中山高原駅、一戸駅、二戸駅、金田一温泉駅、三戸駅、八戸駅、三沢駅、野辺地駅、浅虫温泉駅に停車する。

各列車とも乗車券のみで乗車できるほか、現在発売中のお得なきっぷ「もりもりフリーパス」「青森割引きっぷ」「盛岡割引きっぷ」でも乗車可能。例として、「もりもりフリーパス」(5,500円)で盛岡~青森間を1往復利用した場合、片道2,750円に。盛岡~青森間の公共交通機関として最安値(2023年6月現在)とのこと。なお、「青春18きっぷ」は基本的に利用不可(青い森鉄道に設けられた特例での利用を除く)とされている。