京成電鉄は16日、アクセス特急などに使用される3100形の新造車両1編成(3157編成)を導入し、6月18日から営業運転開始予定と発表した。同社は今年度の鉄道事業設備投資計画で、8両編成の3100形を1編成新造し、代替導入することを明らかにしていた。
3100形は京成グループ標準車両として、「受け継ぐ伝統と新たな価値の創造」をコンセプトに設計。先頭形状に絞りや折りを取り入れたほか、急行灯・尾灯は上部から降りてくるラインに合わせてシャープな形状とした。
誤乗防止を目的に、成田スカイアクセスの案内カラーであるオレンジを外観デザインに採用。飛行機や沿線各所のイメージイラストを車体に描くなど、成田スカイアクセスを走行する車両であることをわかりやすく表現している。
車内設備についても、多様化するニーズと空港輸送という路線の特性に対応すべく、スーツケース置場を兼ねた折畳み式の座席を設置。防犯カメラ、プラズマクラスターイオン発生装置、フリースペースなども導入し、快適で安全な車内環境を提供する。