『トランスフォーマー』シリーズの最新作にして新シリーズの幕開けとなる『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(8月4日公開)の吹替版で主人公の青年ノアの声を務めるSexy Zoneの中島健人と、ヒロイン・エレーナの声を務める仲里依紗が、現地時間5日にアメリカ・ニューヨークのブルックリンで行われたニューヨークプレミアイベントに参加した。

  • 左から仲里依紗、アンソニー・ラモス、中島健人

全米公開(6月9日)を前に行われたNYプレミアでは、ノアを演じたアンソニー・ラモス、エレーナを演じたドミニク・フィッシュバック、シリーズを生み出したプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、スティーブン・ケイプル・Jr.監督ら豪華キャスト&スタッフ陣が集結。日本からは中島と仲がプレミア出席のためにニューヨークへ渡航し、それぞれが演じたアンソニーやドミニク、そしてプロデューサーのボナヴェンチュラとの初対面を果たした。

会場には本作の公開を祝うべく一面にレッドカーペットが敷かれ、さらにブルックリンの町並みを模して作られたレンガの壁には、オプティマスプライムと、オプティマスプライマルのブルックリンらしい鮮やかなグラフィティが描かれ、主人公ノアとヒロインのエレーナたちが暮らす劇中の世界が体現された。そこへ主人公ノアとともに敵に立ち向かっていくシリーズ初登場のトランスフォーマーのミラージュの巨大モニュメントと、ミラージュのトランスフォーム前の姿である銀色に輝くポルシェが配置されるほか、オートボットたちとビースト戦士のマクシマルたちが勢ぞろいした大迫力のビジュアルも掲出され、会場はトランスフォーマー一色に。

まず最初にレッドカーペットに登場したのは、中島と仲。中島はタキシードと大ぶりのアクセサリーでゴージャスな装い、仲はトモ コイズミによる仲らしいカラフルなドレスを身にまとった姿でレッドカーペットを歩き、世界から集まったマスコミ陣のフラッシュの嵐のなかでも堂々と笑顔で対応した。

本作のニューヨークプレミアに参加した心境を中島は「僕自身、初の海外プレミアなのですごく興奮しています。今までレッドカーペットに話を聞く側で参加することはあったんですが、今回のように話を聞かれる側で参加したというのは人生で初めての経験なので、トランスフォーマーファンとして、ビーストウォーズファンとして、映画ファンとしても自分にとってすごく幸せな時間を過ごせたなと思っています」と胸いっぱいの様子で語り、仲は「私も同じくレッドカーペットを歩くのが初めてなので緊張していますし、トランスフォーマーがすごく大好きなので、今回の衣装はトランスフォーマーを意識してきました! 自分もトランスフォームするぞっていうタイトルで、実はスカートに見えてパンツなんです。このシルエットがオプティマス(プライム)っぽかったのと、黄色は私の大好きなバンブルビーの色で、いろんな要素をミックスしてみました!」と衣装のこだわりも解説した。

最新作については中島は「『トランスフォーマー/ビースト覚醒』というだけあって、ビーストウォーズに登場しているオプティマスプライマルが劇中に登場するんですが、とにかくクオリティが高くて、ビーストウォーズファンとしては一分一秒見逃せない瞬間が続いて、声優として吹き替えをしているときも思わず物語に見入ってしまうくらい、声の出演に集中できなくなるくらい面白い内容でした。多くの方にこの作品の良さが伝わると良いなと思っています」と熱弁し、仲は「今回は乗り物以外に動物のトランスフォーマーも出てくるので、幅広い年代の方に楽しんでいただけるし、女性の方にとってはロボットってとっつきにくく感じるかなと思うんですが、動物たちが可愛らしかったりするので、是非観てほしいです」と魅力をアピール。

日本のファンへ向けて中島は「ビーストウォーズ、トランスフォーマーの昔からの大ファンだったので、ファンとしてこの作品に携わることができてうれしいですし、この作品で僕自身トランスフォームできる気がしているので、全力でこの作品の良さを日本中に、そして世界中に自分の想いを含めて精一杯伝えていきたいと思います!」、仲は「私もトランスフォーマーが大好きで自分の車をバンブルビーにするくらい好きだったので、今回声の出演をすることができて本当にうれしいです。日本のファンの人を代表してここに来られていることを誇りに思いますし、今作のトランスフォーマーはもっともっと面白くなっていて、今作が初めてという人にも観やすい作品でもあるので、是非劇場に観に来てください!」と呼びかけた。

2人に続いて、本国ゲストで最初に現れたのは、ノア役のアンソニー・ラモス。全身鮮やかなグリーンのスーツを着こなしたオシャレなアンソニーだが、仲のドレスと中島のパールをあしらえたアクセサリーを「It’s insane!(最高だね!)」と絶賛し、2人とも「Thank you!」と笑顔で感謝した。そんなアンソニーへ中島が流暢な英語とともに遂に最新作の公開を迎える心境についての質問を投げかけると「僕はこのあたりの出身で地元なので、今日ここに来られてとても興奮しています。このキングスシアターはニューヨークの中でも伝説的な劇場で、50年以上も閉館していたのですが、数年前に再オープンしたんです。この劇場でトランスフォーマーのプレミアを上映できるなんて最高の気分です」とうれしそうにコメント。続いてプレミアイベントについては「最高に楽しいレッドカーペットですよね! みんな綺麗な恰好をしていて、キャストに会えたのもうれしいです。さっき、オプティマスプライムの声をやっているピーター・カレンに会いました。オプティマスプライムに会えるなんて思ってもみませんでした。オプティマスプライムの声ですよ!興奮しました」と感動仕切りの様子で語った。

仲からも日本のファンへのメッセージを求めると「日本のみなさん、大好きです! いつもトランスフォーマーシリーズを支えてくれてありがとう。みなさんが今作も気に入ってもらえますように。トランスフォーマーシリーズ史上一番のお気に入りになってくれたらと思ってます! 絶対映画館に観に来てくださいね! 本当にありがとう! お元気で!」と語りかけ、最後は仲良くスリーショットを撮影した。

エレーナ役を演じたドミニク・フィッシュバーグはブルックリンでプレミアを迎えたことについて「実は私はブルックリン出身で、今回演じたキャラクターもブルックリン出身。家族もここにいるの。とにかく深く思い入れがあるわ。このあと映画を観るけど、観客が笑っているのを見たら、しかもその映画に私が出演しているって考えたら、最高の気分だと思うわ」と明かした。日本のファンへのメッセージを求められると「みんなきっと『トランスフォーマー/ビースト覚醒』をとても気に入ってくれるわ! とても感謝している。ファンのみんな大好きだし、大切に思っているわ。この2人は映画で声優をやってくれているのよ! 私たちみんな映画に登場するの!」と語った。

続いてレッドカーペットを通りかかってきたのはこれまでの数多くのトランスフォーマーシリーズで監督を務め、今作ではプロデューサーとして携わっているマイケル・ベイ。中島の呼びかけを受けてインタビューに応じたマイケルは、今作について「かなり長いシリーズですが、この最新作はスティーヴン・ケイプル・Jr.に監督を担当してもらいました。そしてたくさんの人の力によってこの作品が出来上がっています」と語り、新シリーズの幕開けを飾る最新作の監督としてケイプル・Jr.を起用した理由については「彼は新しい風を作品に吹き込むことができるからです。また、彼はトランスフォーマーシリーズのファンでもあります。なので彼にお願いすることに決めたんです」とケイプル・Jr.監督の熱量を受けて抜擢したことを明かした。最後は「昨日まさに日本の話をしてたんだよ。東京には12回行ったことがあるんだけど、また行きたいなって思っているよ!」と日本への愛も欠かさずに語った。

そしてプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは、大盛り上がりのレッドカーペットを目の当たりにして「すごくワクワクしますね! ブルックリンのエネルギーが感じられます! 映画の中の音楽は1994年のニューヨークっていう感じがとてもするんですよね。なので、今日ここでレッドカーペットができてうれしいです」とご機嫌の様子。仲から今後の日本での撮影の予定について問われると「やりたいですね! 数年前に日本で撮影したんです。素晴らしい体験でした!」と日本で撮影が敢行された『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』(21)での思い出を振り返りながら語り、中島が「僕もこの場にいれてとても光栄です。ぜひ、ボナベンチュラプロデューサーと一緒に仕事させていただきたいです!」とアピールすると、ボナヴェンチュラも「そうなったらいいですね。近いうちにぜひご一緒できるといいですね!」と中島の肩に手を置き笑顔を見せた。

中島と仲はいちファンとしても大好きなトランスフォーマーシリーズに日本語吹替キャストとしてプレミアに参加できたうえに、キャスト陣や制作陣と直接言葉を交わし、終始興奮を隠しきれない様子だった。

その後、これまでのシリーズを通してオプティマスプライムの声を務めてきたピーター・カレンも登場。日本のファンへ向けて「オートボットたち、トランスフォームするのだ! そして最寄りの劇場に向けて、出動だ!」とノリノリでコメント。続いて現れた今作でシリーズ初登場となるゴリラ型のトランスフォーマー、オプティマスプライマルの声に抜擢されたロン・パールマンは、キャラクターに対するアプローチについて問われ「オプティマスプライマルに求められていたのは…すごく重要なんだけど、将軍でいることです。将軍でいるというのは、あらゆる戦士の階級をすべて超えて上りつめるということだ。危険になったら自分が真っ先に矢面に立たなければいけない。そうやってヒーローらしくなっていくんだ。プライマルは、明らかに、命をかけても惜しくないほどの大きな信念のために戦っている。また、か弱い人間たちを守るために戦っている。そこがこのキャラクターの中で私が大切にしたところだ」と役に込めた熱い想いを口にし、日本のファンに向けても「私は日本が大好きです。文化も好きだし、映画作品も好きだし、食べ物も大好きです。この映画が、皆さんの誇りに思ってもらえるような出来になっているといいなと思っています」と想いを込めた。

レッドカーペット終了後は、試写会場で大勢の観客が集結するなかプレミア上映がスタート。上映後は大きな歓声と拍手が会場を包み、新シリーズの幕開けに相応しい大盛況のプレミアイベントとなった。

オプティマスプライムをはじめとする大人気のオートボットたちに加え、新たなビースト型トランスフォーマーが参戦、そしてハリウッドの最先端の技術を詰め込んだ大迫力のアクションシーンで展開する本作。ビースト型のキャストやストーリーも一新する。

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