元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が2日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』に出演。動画「交流戦 阪神勝ち越します!」内で、阪神・大竹耕太郎が試合中に見せた涙について語る一幕があった。

赤星憲広氏

現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した大竹。ここまで抜群の成績を残しており、5月27日の巨人戦では味方の適時打に、ベンチで涙を流すシーンが大きな話題となった。

この涙に赤星氏は「ちょうど僕、解説してた日だったんで」と現地で見ていたことを明かしつつ、「近本(光司)くんが打ってくれて……ぐっとね。『チームで』みたいなのがあったんでしょうね」としみじみ。「ヒーローインタビューでも言ってましたけど、勝ち星がつくからって大竹くんが泣いたわけではなくて。チームが団結してる感がすごい出ましたよね」と振り返った。

また、「あそこで大竹投手に勝ちがつけられるかって、野手陣みんな思ってたでしょうし」と野手たちの気持ちも推測し、「監督もどうしようかって悩んでたときに、木浪(聖也)選手にバントをさせようとしてる時点でもう代打だなって分かってたんで、結構決断としては断腸の思いだった。その中で近本くんが打ってくれて1点入って、そこで終わらずに中野(拓夢)くんが打つ」と当日の試合展開を回想。

そして、「あれを見てると、やっぱり強いなって思うし、チームが1つになってるんだろうなって。あの涙を見て(思った)」と感じ入っていた。