福岡市交通局は5日、地下鉄空港線・箱崎線・七隈線における2023年4月の輸送人員について発表した。七隈線は3月27日の延伸開業後、博多駅の乗車人員が1日あたり2万人以上に。天神南~橋本間の各駅も、前月と比べて乗車人員が増加している。

  • 福岡市地下鉄七隈線の博多駅(3月27日の出発式取材時に撮影)

七隈線の4月の駅別乗車人員(1日あたり)を見ると、延伸区間の博多駅で2万587人、櫛田神社前駅で5,833人。既開業区間である天神南~橋本間は全駅で前月より乗車人員が増加しており、天神南駅で1万9,346人(前月比145.9%)、薬院駅で1万2,520人(前月比150.9%)となった。

他の鉄道路線と接続しない駅で、4月の乗車人員が最も多かった駅は六本松駅で8,775人(前月比120.8%)。前月と比べて増加率の最も高かった駅は福大前駅で、4月の乗車人員は7,582人、前月比190.3%だった。その他、別府駅(4月の乗車人員7,158人、前月比141.9%)、薬院大通駅(4月の乗車人員4,059人、前月比133.8%)、七隈駅(4月の乗車人員4,720人、前月比130.2%)なども増加率の高い駅に。七隈線の列車が発着する橋本駅は、4月の乗車人員4,468人、前月比120.7%だった。

七隈線の輸送人員(1日あたり)は、2023年3月の7万5,099人に対し、2023年4月は12万314人と大幅に増加(前月比160.2%)。一方、空港線・箱崎線の輸送人員(1日あたり)は、2023年3月の35万4,677人に対し、2023年4月は34万2,822人となり、前月より減少(前月比96.7%)した。