元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が26日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』に出演。動画「青柳選手復活へのカギ」内で、阪神・青柳晃洋が不振にあえぐ理由を分析した。
2022年シーズンは最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3タイトルを獲得するなど、チームのエースとして活躍した青柳。しかし、今シーズンは7試合で2勝3敗、防御率5.63という成績で、現在は2軍で調整中だ。
その青柳について、赤星氏は「まずは、コントロールが悪いです」と指摘。「青さんはもともと入ってきたときって、そんなにコントロールのいいピッチャーじゃなかったんですけど、チームの中心になってきたときにコントロールが良くなった」と振り返りつつ、「(今は)ストライクかボールが結構はっきりしちゃってて、バッターからしたらすごく見逃しやすい」と解説する。
また、「ナチュラル系のシュートとかツーシーム、シンカーを投げるんですけど、そればっかりなんです」と球種にも言及。「いいときは外からのスライダー、バックドアが結構決まるんですけど、今年はまったく決まらない。ってなると、左バッターでいうと、逃げていく系のボールが甘めになるのを待っていれば打てる」と分析した。
さらに、「初回に明らかに『点をやらないように』って気持ちが出てしまって、腕が振れない。どちらかというと置きに行っちゃってて。なおかつストライクとボールがはっきりしている」とも述べていた。