女優の田牧そらが、7月3日にスタートするBS松竹東急のドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』(毎週月曜22:30~)に主演することが30日、明らかになった。
このドラマは、現在第4期まで放送されている人気アニメ『ヤマノススメ』(コミック アース・スターで連載中)の原作者であるしろ氏による同名漫画が原作。自分に自信が持てない女子高生の主人公・池田ミト(田牧)がカメラの奥深さを知り、カメラを通じて少しずつまわりと打ち解けていく青春ドラマだ。
子役時代から活躍しフジッコのイメージキャラクターの初代「ふじっ子ちゃん」(2013~17年)を務め、ニコンのCMではウソ泣きの演技が反響を呼ぶなどし、「CM界のプリンセス」と呼ばれた田牧は、子役卒業後も映画『AI崩壊』(20年)や特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19年、テレビ朝日)などの話題作に出演。「ショートショート劇場『こころのフフフ』」(21年、WOWOW)で連ドラ初主演を務め、今回が2年ぶり2回目の連続ドラマ主演となる。
メイン監督は、上村奈帆氏。脚本・監督を務めた映画『書くが、まま』(19年)が新進気鋭の若手監督とアーティストが集まる映画祭「MOOSIC LAB 2018」で観客賞を受賞するなど、屈指の演出力で注目を集めている。
コメントは、以下の通り。
■田牧そら
――本作の出演が決定した時のご感想をお聞かせください。
元々カメラには興味があったので、カメラを題材にした作品と知り、主演という立場で不安もありましたが、嬉しさや楽しみが勝っていました。
――台本を読んだ感想をお聞かせください。
原作は読んでいましたが、脚本には私が演じるミトのバックグラウンドが足されていて、キャラクター性がより広がっていたので、いろんな感情のお芝居が出来そうで楽しみだなと感じました。
――実際に本格的なカメラを持ってみていかがでしたか?
私が劇中で使っている、富士フィルムのX-T20はデザインもかわいくて、意外とコンパクトなので、持っているだけでも、テンションが上がりました。今回使ってみて、私もカメラ始めてみたいなと思い、ロケ場所でもあるカメラのヤマヤさんでカメラを買って、撮影期間中は持ち歩いて撮っていました。
――田牧さんは「池田ミト」をどんな人物だと思いますか? また、ご自身との共通点はございますか?
ミトは理由があって一人暮らしをしている、自分に自信のないごく普通の女の子です。共通点は人見知りなところと、上手く言葉にするのが苦手なところ。言葉を選びながら話すシーンが何度かあるのですが、そこは普段の私と近いと思います。
――田牧さんと同じ16歳の女子高生を演じてみて意識したことや感じたことはありますか?
私もミトと同じ年齢だからこそ、この歳での一人暮らしの大変さや不安さ、心細さを分かることが出来て良かったなと思います。
――ドラマの見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。
素敵なカメラがたくさん出てくるのでカメラはもちろん、写真を取りに行くロケーションも見どころのひとつだと思います。この作品を通して、カメラはじめてみたいなと思っていただけたら嬉しいです!
■原作:しろ氏
この前ドラマの衣装合わせにお邪魔したのですが会場にはとんでもない数のスタッフの方々、資料と衣装の山、撮影の小道具のカメラの数々と圧倒されてしまいました。
あわただしい衣装替えの中、チラリと見えた制服姿の田牧そらさんも、まさにそこにミトがいるかのような存在感・・・
これはきっと良いものになるな・・・と実感いたしました!
出来上がりが今からとても楽しみです・・!
■脚本・監督:上村奈帆氏
かわいくてとてもマニアックな原作の実写ドラマ化をさせていただきました。
田牧そらさん演じる主人公・池田ミトちゃんが、ひょんな出会いから全く縁のなかったカメラの世界を知っていく中で、自分自身や家族、友人たちと向き合うひと夏のカメラ青春譚です。
田牧そらさんをはじめ素晴らしいキャストの方々にご出演いただきました。
映像や音楽も見応えたっぷりです。放送、ぜひお楽しみに…!!
■重富浩二プロデューサー
原作のしろさんの素敵な世界観をドラマ化できることを大変光栄に思っております。
田牧そらさんをはじめとするキャストの皆さんと上村監督など熱い思いを持った監督陣が丁寧に作り上げました。
何事にも自信を持てない内気な少女・ミトちゃんが、やがてカメラを通して広がる心のファインダーの美しい情景を是非お楽しみください。夏にぴったりの青春ドラマとなってます。BS松竹東急開局以来初の青春ドラマをぜひお見逃しなく!
(C)BS松竹東急 (C)しろ/少年画報社