「人といると疲れる」と感じてしまうことに悩む方は少なくありません。生きていく上で人間関係の悩みは付きものですが、ずっとそのような思いを抱えたままでは、心身ともに疲弊してしまうでしょう。

本記事では、人といると疲れると感じてしまう原因や人といると疲れると感じやすい人の特徴を解説した上で、対処法を紹介します。

人といると疲れると感じてしまう原因

  • 人といると疲れると感じてしまう人の原因

人といると疲れると感じてしまうのはなぜなのか、その原因を解説していきます。

周囲の反応を気にしすぎる

まず原因として、「周囲の反応を気にしすぎている」ということが考えられます。自分の言動が相手にどのように映るかを、必要以上に気にしてしまっているのでしょう。発言する前に「こう言ったらこう思われるのではないか」と考えてしまったり、発言した後に「変に思われてないだろうか」などと考えたりしてしまうのです。

また、頼み・誘いを断れないタイプは、相手の機嫌を損ねることや相手に嫌われることを極端に恐れる気持ちから、断れなくなっている可能性があります。いずれにしても、周囲の反応を気にしすぎていることが原因でしょう。

自分に自信がない

周囲の反応を気にしすぎてしまう要因の一つに「自分に自信がない」ことが挙げられるでしょう。自信がないと「自分の考えは間違っているかもしれない」という思い込みに囚われやすくなります。このような状態になると、上述したように何をするにも周囲の反応が気になってしまうのです。

人といると疲れると感じやすい人の特徴

  • 人といると疲れると感じてしまう人の特徴

次に、人といると疲れると感じてしまうタイプに多い特徴を解説していきます。

神経質である

細かいところまで気になってしまう神経質なタイプの人は、人といることに疲れを感じてしまいやすいといえるでしょう。

神経質なタイプの人は、他の人が気にしないようなことまで気にしてしまう傾向にあります。必要以上に相手の顔色をうかがったり、相手の言動に過剰に反応してしまったりと、些細なところまで気にして神経を使ってしまうのです。

誰かとかかわるときに常に神経を尖らせていれば、人といること自体に疲れを感じてしまっても仕方ありません。

頼みや誘いを断れない

人からの頼みや誘いを断れないタイプも、人といることに疲れを感じやすいでしょう。断れないタイプの人は、本当は嫌だと思っていても相手に頼まれると拒めず、何でも受け入れてしまいます。また、人からの誘いも基本的に断りません。

その結果、嫌だと思っていることばかりをやらなければいけない状態になったり、楽しくない相手と過ごす時間が増えたりして、人とかかわると疲れると感じてしまうのです。

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口下手で会話が苦手

口下手で会話が苦手な人も、人といることに疲れを感じてしまいやすいタイプです。会話が得意でない人は、誰かと話す際「何か話さないと」「何を話したらいいだろう」などと考えて緊張や焦りを感じてしまいます。

ちょっとした会話の場でも緊張や焦りを感じていれば、気疲れしてしまうのは当然といえるでしょう。

空気を読むのが苦手

空気を読むのが苦手で、かつそのことを自覚しているタイプも人といることに疲れを感じてしまいやすいといえるでしょう。

空気を読めないという自覚があると、自分の言動でおかしな雰囲気になったとき、「またやってしまった」などと自己嫌悪に陥りやすくなります。誰かと話す度に自己嫌悪に陥っていては、人といることに疲れを感じるようになっても仕方ありません。

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1人が好き・人見知り

1人でいることが好きなタイプは、そもそも人付き合いが苦手なことから1人を好んでいる場合が多いので、人といると疲れると感じるタイプによく見られる特徴といえます。

また、人見知りなタイプも、人といると疲れを感じやすいでしょう。人見知りの人は、人が集まる場所で必要以上に緊張や不安を感じます。人とかかわる際に過度な緊張や不安が伴えば、疲れてしまうのは当たり前です。

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人といると疲れると感じる場合の対処法

  • 人といると疲れると感じる場合の対処法

人といると疲れることに悩んでいる方も多いでしょう。ここからは、人といると疲れると感じる場合に試したい対処法を紹介します。

原因を深掘りしてみる

なんとなく人といると疲れると感じる場合は、まずなぜ疲れを感じてしまうのか一度その原因を深堀してみましょう。相手が原因の可能性もあれば、自分が原因の可能性もあります。原因が判明すれば解決方法が見つかるかもしれません。人付き合いにストレスを感じるようになっているなら、なるべく早い段階で原因を考えてみましょう。

みんなに好かれる必要はないと考えるようにする

嫌われたくないという思いから必要以上に気を遣いすぎてしまうのであれば、考え方を変えてみましょう。世の中には色んな人がいて、考え方は人それぞれ違います。どんなに良い人であっても全員から好かれるのは難しいものです。

「みんなに好かれる必要はない」と考えられるようになれれば、もっと人付き合いが楽になるでしょう。

環境を変えてみる

周囲の環境に原因がある場合、自分でどうにかするのは難しいでしょう。自分の性格は変えられても、他人の性格は変えられません。

このようなときは思いきって環境を変えてみるのも一つの方法です。職場の環境が悪いなら転職する、友人が合わないなら距離を置いて新しく友人を探すこともできます。もちろん新しい環境が必ずしも良いとは限りませんが、人が変われば解決する可能性は十分あるでしょう。

自分を責めず受け入れる

人といると疲れると感じてしまうことに罪悪感を抱いていないでしょうか。人付き合いが苦手なことを悪いと感じる必要はありません。誰にでも苦手なことはあります。

自分を責めてしまうと、余計に自分に自信がなくなり悪循環に陥ってしまうことも考えられるでしょう。人付き合いが苦手な自分を、ありのまま受け入れることも大切です。

人といると疲れるようになったら早めに対処しよう

  • 人といると疲れる原因を把握して正しく対処しよう

人といると疲れると感じる原因や対処法を紹介してきました。

人といると疲れを感じてしまうのには、今回紹介したもの以外にもさまざまな原因が考えられます。日々多くの人とかかわっている中で疲れを感じてしまっている方は、まず何が原因となっているのかを考えてみましょう。

原因がわかったら、それぞれに合った対処法を試してみてください。何か新しい行動をするのではなく、考え方を変えるだけでも解決できるかもしれません。疲れ切ってしまう前に、一歩踏み出してみましょう。