女優の天海祐希が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』第6話がきょう22日(毎週月曜22:00~)に放送される。

  • 松下洸平=カンテレ提供

明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする元弁護士の女探偵・上水流涼子(天海)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく痛快エンターテインメント。第6話では、貴山の悲しい過去が明らかになる。6年前、アメリカで暮らす貴山のもとに届いた母と妹の死の知らせ。家に火をつけ殺害した犯人の可能性がある人物は……。ある強い思いを胸に秘める貴山。そして涼子もまたそんな過去を秘密裏に知る。

そんなある日、線路に転落して亡くなった夫の死の真相を調べてほしいという女性が上水流エージェンシーにやって来る。その女性によると、建設会社に勤務していた夫は死の直前、「いつか俺は社長に殺されるかもしれない」とおびえていたという。しかし警察はこの証言を取り合わず、なぜか捜査も打ち切りに。夫が勤めていた八雲建設の社長・八雲治(浅野和之)は、アジアの途上国へ多額の寄付をするなど慈善家として知られる人物。一方美食家としても有名で、慈善家とは思えないぜいたくざんまいな日々に、涼子や貴山は嫌悪感を抱く。やがて八雲が料亭で、現職の国会議員で外務副大臣の増本幸次郎(石黒賢)と会食することを突き止めた涼子たちは、何やらきなくさい空気を感じる。

ゲストのコメントは以下の通り。

■石黒賢

とにかく笑ってもらえる作品にしようと思って、最高に信頼のおける浅野さんと監督と、どんな風に面白くしようかをいろいろと話し合いました。ただ、私が演じる副大臣の危機感や切迫感は薄まらないように、緩急をつけながら演じるようにしました。座長の天海さんは、主役をずっと張ってきている人なので、現場でもすごく細かいことに気が付くし、当然かもしれませんが、お芝居に関してもすごく丁寧に細かいことまで考えていて、そんな主役としてのたたずまいに改めて感動した現場でした。6話は、おじさん2人のドタバタ劇にぜひ笑っていただきながら、最後まで楽しんでもらえたらうれしいです。

■浅野和之

天海さん主演とのことで、現場に入るのをとても楽しみにしていました。現場がはじまると、みんなチームワークもいいし、和気あいあいとしているし、すごく楽しく過ごすことができました。今回演じさせていただいたのは、美食家の社長の役なので、とにかく意地汚く、食い意地を張っている男にしようと思って役作りをしてみました。それが視聴者の皆様にどこまで伝わるのか楽しみです。ゲストの石黒さんとも、何度かご一緒したことがあってやりやすかったですし、天海さんは何をやっても受けとめてくれるので楽しんでやらせていただきました。食い意地をはってガツガツ食べている八雲をぜひご堪能ください!