読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『勝利の法廷式』(毎週木曜23:59~)第6話がきょう18日放送に放送される。

  • 高橋優斗=読売テレビ提供

ドラマオリジナルの今作は、親友を冤罪で殺人犯にしてしまい法廷を去った女性弁護士・神楽蘭(志田)が、謎の脚本家・黒澤仁(風間俊介)の力を借りて現代社会の闇を暴く劇場型リーガルミステリー。蘭は流川蒼(高橋優斗)から黒澤の婚約者が連続女性殺人事件の被害者だった過去を聞かされ、混乱していた。蒼は蘭に、黒澤の周辺をさらに詳しく調べると告げる。

そんな中蘭は、ある医大での入試の不正に関する集団訴訟を起こしたいという依頼を受ける。依頼人は、その医大の入試を受けた日奈(木下彩音)をはじめとした女子受験生3人と保護者たち。日奈の母・理香子(中島ひろ子)が蘭に事情を話す。日奈は医大受験後の自己採点で合格圏内だと自信を持っていたが、結果は不合格。その後、理香子と日奈宛に差出人不明の封書が届く。中身は、医大の全受験者の入試成績データを記した内部資料だった。そのデータによると、日奈ら女子3人より点数の低い男子受験生が合格していた。理香子たちは、女子より男子を取りたいと考えた性差別ではないかと疑い、大学側に説明を求めたが、大学側は否定。納得できない彼女たちは裁判を起こすと決意したのだった。

理香子と日奈が手に入れた入試データは誰が作成したか分からず、提供者も不明で、証拠としての価値が低い。蘭は作成者か提供者を探し出して裁判で証言してもらおうと考える。蘭と蒼は医大の入試委員長・栗原(黒田大輔)の元を訪ねるが、栗原は何も知らないと言って蘭たちを拒絶する。栗原には日奈と同い年の息子・慧太(小宮璃央)がいた。

日奈は医大合格のために涙ぐましいまでの努力を重ねていた。母の期待に応えたいと無理をしている日奈の姿に、蘭は子役時代の自分を重ねる。裁判は大学側の有利に進み、追い詰められた蘭はこのまま裁判を続けていいのかと迷い始めるが……立証困難な医大の入試不正に隠された真実とは。