ファッションデザイナーの菊池武夫氏が、13日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(毎週土曜21:00~)に出演する。

  • 菊池武夫氏=BS日テレ提供

世界の巨匠・菊池氏の登場とあって、MCのおぎやはぎも菊池氏デザインのファッションに身を包んで出演。自らコーディネートした菊池氏も「カジュアル、私服感覚でいつもテレビに出ているから、それが参考になりましたね」と、にこやかな表情を見せる。

さっそく登場する愛車は、現在まで20年間、乗り続けているという1台。その意外な理由も語る。過去に何台も所有しているドイツ車ではあるが、「全体のプロポーションとディテールがすごい」と、デザイナー目線で愛車を褒めちぎる。小木博明も「菊池さんに言われたからじゃないけど、すごくかっこ良く見える」と、乗っかり気味な感想で笑わせる。

ガッツリDCブランド世代のおぎやはぎ。矢作兼は中学のころ、お年玉を握りしめてMEN’S BIGIの服を買いに走ったエピソードを披露。「その菊池氏を横に乗せて走っているって、すごいなあ」と思わず感慨にふける。

「下積みはなかった」と断言する菊池氏。若いころは昼に仕事をして、夜は赤坂へ飲みに繰り出す日々を送っていたという。時には朝まで飲み明かす日も…。クルマ選びも、そんなライフスタイルに大きく影響。国賓を乗せるような大きなリムジンで、夜の街を闊歩していたことも振り返る。“赤坂人脈”では名俳優・萩原健一さんとの出会いも明かし、萩原さんの代表作に関わることで、菊池氏にも大きなビジネスチャンスが訪れたという。

デザイナーとしての目利きで、数々のファッショナブルなクルマと人生をともにしてきた菊池氏。中でも、51歳で乗った米国車は、自身が「ひと目惚れした」と断言するほど愛着があったという。その愛車では、3カ月かけてある冒険へ。夢とロマンにあふれたエピソードを披露する。

「やったけど、やり足りない」と、人生でまだまだやりたいことがあるという。一つはファッションとアートの融合。そしてもう一つは「何回かトライしたけど、できなかった」という挑戦。菊池氏の見果てぬ夢に、矢作も思わず驚嘆の声を上げる。