ビジネスで取引先から謝罪されたり、プライベートで友人に謝罪されたりなど誰かから謝られた時に、どのように返事をすれば良いのか悩んだことがある方は多いでしょう。
本記事では、ビジネスシーンで謝られた時の適切な返事、プライベートで謝られた時の上手な返事を、相手別に分けて例文とともに紹介します。謝る時の注意点もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネスシーンで謝られた時の返事【メール例文付き】
ここでは、上司など目上の相手、取引先、同僚、部下・後輩の相手別に分けてそれぞれの適切な返事を紹介します。ビジネスメールで使える例文もあわせて紹介するので、ぜひ活用してください。
上司など目上の人の場合
上司や先輩などの目上の人に謝られた時の適切な返事としては「とんでもないです」や「お気になさらないでください」などが挙げられます。
「とんでもないです」は、「滅相もない」という謙遜を表す言葉で、褒められた時だけでなく謝られた時の返事としても使うことができます。ただし、相手の話や考えを強く否定するニュアンスを持つので、状況によっては適さないケースも。例えば、相手の確認不足が原因であなたが取引先にひどく怒られたり、損失を被ったりした時には適していません。
大きな被害を受けたにもかかわらず、「そんなことない」と否定するのは逆に嫌味を言っているように聞こえてしまう可能性もあります。このようなときは「お気になさらないでください」を使う方が良いでしょう。
【例文】
・とんでもないです。お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
・先方に報告し、無事に解決いたしました。どうかお気になさらないでください。
取引先の場合
取引先から謝られた時にも上述の「とんでもないです」や「お気になさらないでください」を使うことができます。
そのほか、気にしないでください・心配しないてくださいという意味を持つ「ご放念ください」も謝られた時の返事によく使うフレーズです。状況に応じて上手く使い分けましょう。
また、これらの言葉とあわせて「こちらも事前に確認できていなかった点、お詫び申し上げます。」といった一言を添えると、より丁寧な印象です。
【例文】
・とんでもないです。こちらこそ確認できず申し訳ございませんでした。
・ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます。本件についてはどうぞご放念ください。
同僚の場合
上下関係のない同僚から謝られたとき、丁寧すぎる言葉だと怒っているような印象を与える可能性があるので、「気にしないで」「大丈夫だよ」といったカジュアルな言葉がおすすめです。
また、「何か私の方で手伝えることがあれば言ってね!」といったサポートを示す一言を添えるのもいいでしょう。相手が落ち込んでいるようなら「私も前に○○の件で○○したことあるから、気持ちわかる」といった励ましの言葉をかけてあげるのもいいかもしれません。
【例文】
・了解です。大丈夫だよ。何か私の方で対応できることがあったらいつでも言ってね
・大丈夫だから気にしないで。私も前にそれで間違ってメール送ったことあるから気持ちわかる。何かできることがあれば言ってね
部下・後輩の場合
誰しも上司や先輩に謝罪するときは萎縮してしまうものです。ここで、たとえ指導であっても厳しい言葉を投げかけると、ミスの対応を落ち着いてできなかったり、今後ミスが起きても報告しなくなったりする恐れがあるので注意してください。
まずは「気にしないで」「大丈夫だよ」といった言葉をかけて、さらに寄り添う言葉を添えてあげましょう。「一緒に対策を考えよう」「私がフォローに入るから一緒に頑張ろう」などの言葉をかけると、相手も落ち着くはずです。
【例文】
・大丈夫だから安心してね。先方に報告したら一緒に対策を考えよう。
・よくあることだから気にしないで。すぐに報告してくれてありがとう。私がフォローに入るから安心してね。一緒に頑張ろう
プライベートで謝られた時の返事
友達や恋人・好きな人など、プライベートでも周囲の人から謝られる機会はありますが、仲が良いからこそどのように返せば良いか迷うものです。ここでは、そんな時の上手い返事を紹介します。
友達の場合
友達に謝られた場合は、「分かった、気にしないで」「大丈夫だよ、謝ってくれてありがとう」といった返事が良いでしょう。こちらに非がない場合は、このように謝罪を受け入れた上で許す言葉を添えてみてください。
一方、あなたにも非がある場合は「大丈夫。謝ってくれてありがとう。私もごめんね」と、謝罪を受け入れた上で自分からも謝罪しましょう。どちらの場合も、まずは謝罪に対して許す意思を表すことが大切です。
恋人の場合
恋人に謝られた場合は、上述の友達に使うフレーズのほかに、拗ねてみたり、かわいらしく怒ってみたりするのもおすすめです。例えば「今度したら拗ねるからね!!」「も~怒ってるんだから!! ……ウソだよ笑」のような冗談を交えた返事は、相手の心理的な負担も和らぎます。
一方で、いつも待ち合わせに遅刻してくる・約束をドタキャンする、などあなたを蔑ろにするような行動ばかりする場合は、毅然とした態度を取った方が良いかもしれません。「わかった。でも流石に何度もされると悲しい。今度ちゃんと話そう」のように、謝罪を受け入れた上で相手に話し合いを提案してみると良いでしょう。
好きな人の場合
好きな人に謝られた時は、どう返事したら好印象を与えられるか・こう言ったら嫌われないだろうか、などとあれこれ考えて悩みがちです。好印象を与えたいなら「大丈夫! 全然気にしないでよ~!」「全然! むしろこんなことで謝ってくれるなんて○○は優しいね」などの相手を元気づけるような返事が良いでしょう。
しかし、恋人の時と同じように、蔑ろにされているような場合は注意が必要。何をしても許してくれる相手だと思われると、上下関係が生まれやすくなります。せっかく付き合えても、そのような関係性ではあなたが嫌な思いをするはずです。
相手に気に入られたい一心で、気にしていないと言いたくなりますが、自分を守るためには毅然とした態度を示した方が良いでしょう。
謝られた時の返事をする際に注意すべき点
ここでは、謝られた時の返事で注意したい点について詳しく解説します。
間違った敬語を使わないようにする
特にビジネスシーンで返事する際は、間違った敬語を使わないように気をつけてください。よく見聞きするフレーズの中にも、実は誤用であるというものは多くあります。謝罪を受ける側とはいえ、間違った敬語を使っていると相手に失礼です。自信がない場合は、インターネットや本などで調べてから文章を作りましょう。
上から目線にならないよう気をつける
謝罪に対して返事する際は、上から目線にならないようにも注意してください。ミスは誰にでも起こり得るものです。いくら相手が悪いとはいえ、「次から気を付けてください」「二度としないでください」などの言い方をしてしまうと角が立つでしょう。相手を見下したような言い方にならないよう十分気をつける必要があります。
面白い返事をしたい時は関係性に注意
謝罪されたことに対してさほど気にしていない場合や、気まずい雰囲気を避けたいために面白い返事をしようとする方もいます。しかし、面白い返事をしたい時は相手との関係性に注意が必要です。
基本的に面白い返事をして良いのは、プライベートシーンかつ気心が知れた相手のみと考えた方がいいでしょう。それ以外の相手に使うと、「礼儀のない人だな」「馴れ馴れしいな」などと不快に思われて関係が悪化してしまう可能性があります。
よくある「今度おごってくださいね!」や「何やってるんですか!笑」といった返事は、気心が知れた相手にだけ使うようにしてください。
謝られた時は上手い返事でスマートな印象を与えよう
大人になると謝られる機会も少なくないですが、このような時に上手く返事できるとスマートな印象を与えます。
ビジネスで上司や取引先から謝罪を受けて返事をする場合は、敬語表現に注意しつつ丁寧な返事を心がけましょう。
一方、友達や恋人などプライベートで謝られた時は深刻な雰囲気を避けるためにフランクな返事をしてみるのもおすすめです。ただし、あまり親しくない相手にフランクな返事を使うと、相手を不快にさせる恐れもあるので、相手との関係性にあわせて上手く使い分けてください。