大阪府泉佐野市(いずみさのし)は、大阪市と和歌山市のほぼまんなかに位置するまちで、関西国際空港の開港などに伴う人口の増加もあり、商業・サービス業が盛んです。

今回は、「『ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)』創造プロジェクト」という泉佐野市のふるさと納税寄附金の使い道について紹介します。

泉佐野市のふるさと納税の使い道「『ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)』創造プロジェクト」について

・対象年度:2021年9月9日~2023年3月31日
・対象事業:「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」創造プロジェクト
・寄附金額:14億3950万9333円(2023年4月18日現在)

泉佐野市は、ふるさと納税の新しいかたち「#ふるさと納税3.0」を提唱し、お肉や野菜などのいくつものプロジェクトを推進しています。

「『ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)』創造プロジェクト」は、泉佐野市と株式会社ヤッホーブルーイングによる、ふるさと納税に新たな価値を創造する取り組み「#ふるさと納税3.0」を活用した地域創生のひとつ。

このプロジェクトでは、2025年に泉佐野市内に新たなレジャースポット「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」の開設を予定しています。 クラフトビールを楽しめる体感型ブルワリー施設。ビール醸造機能だけでなく、飲食や販売スペースの併設など、エンターテインメント性を兼ね備えているのとのこと。

大阪でのブルワリー創造を通して、泉佐野市の地域活性化に貢献し、クラフトビールの文化や市場を盛り上げることを目指すプロジェクトです。

「『ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)』創造プロジェクト」が発足した経緯

「#ふるさと納税3.0」は、新たな地場産品の製造・加工・開発、今までの地場産品の磨き上げにチャレンジする事業者を誘致・支援する補助金施策を実施することで、地域経済の発展を促進する取組みです。

「『ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)』創造プロジェクト」もそのひとつ。

寄附金のうち最大40%は、プロジェクトを実施する経費に対する補助金として事業者支援にあて、30%を返礼品の経費として事業者に交付。残りの30%は、返礼品の送料、配送管理等業務委託費、寄附金受領証明書の発行費、ワンストップ特例申請の処理等の運営に必要な経費として使用されます。

自主財源を増やすため、ふるさと納税に注力した結果、財政破綻寸前の状態から抜け出した泉佐野市。

「新たな事業展開を考える方々にとって一歩を踏み出すきっかけとなり、地方から日本を元気にする地方創生の取り組みのひとつのモデルとなってほしい」との強い想いをもっています。

水平展開可能な地域活性化のモデル「#ふるさと納税3.0」を全国の自治体に提案することで、地方から日本を元気にしたいと本気で考えているそうです。

事業者からの声

泉佐野市から近畿圏、そして日本のクラフトビール文化を盛り上げる!
泉佐野市とヤッホーブルーイングは、2021年9月に企業誘致と地域活性に関する基本合意書を締結しました。大阪ブルワリー開設を通じて、日本のビール文化を盛り上げるとともに、泉佐野市の賑わい創出に寄与することで地域活性に取り組んでまいります。

自治体からのメッセージ

この挑戦が実を結ぶかは、皆様に私たちの“想い”にご賛同いただけるか否かにかかっております。この挑戦を通じ、地域単位で実践できる地方創生への貢献に邁進する所存です。ぜひ、皆様からの温かいご支援をよろしくお願いします!


今回は大阪府泉佐野市のふるさと納税の使い道「『ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)』創造プロジェクト」を紹介しました。エンターテイメント性を兼ね備えた体験型のブルワリーとのことで、さまざまなクラフトビールの魅力を味わえそうです。開設が今から楽しみですね! 取り組みに興味をもった方は一度チェックしてみてください。
※寄附金額は掲載開始日(2023年4月30日)時点のものです。