東武鉄道は28日、鉄道事業における2023年度の設備投資計画を発表した。この中で、佐野線・小泉線・桐生線で車両のリニューアルを進めることも明らかに。2023年度の導入車両は「10050型車両リニューアル : 7編成」とされている。

  • 東武スカイツリーラインを走る10050型(10030型10050番代)

佐野線は館林~葛生間、小泉線は館林~西小泉・太田間、桐生線は太田~赤城間を結ぶ。3路線とも普通列車はおもに2両編成の8000系などにより運行されてきたが、近年はワンマン運転に対応した10000型も館林地区に導入されているという。

10050型(10030型10050番代)は、10030型(10000型をマイナーチェンジした車両)をベースに1992(平成4)年以降製造されたグループ。外観は10030型とほぼ同じだが、屋根上通風器の廃止と連続した冷房装置カバーが特徴とされる。2・4・6両の固定編成があり、東武スカイツリーラインおよび伊勢崎線、東武アーバンパークライン(野田線)などで活躍中。今年度、東武鉄道はより快適な輸送サービスを提供するため、佐野線・小泉線・桐生線に10050型を7編成導入し、運行する車両のリニューアルを図ることとなった。