――『たけし城』に参加し、新たに芽生えた野望がありましたら教えてください。

設楽:“おさむ城”をやりたいとは言っていましたが、『たけし城』がシリーズ化され続いていく可能性があると思うので、どんどんやっていきたいという気持ちが芽生えました。あと、夏場で長時間この衣装はキツいし、トレイに行くのも大変だし、もっとすぽんって着られるものを開発してもらいたいです(笑)

日村:こうなったら“おさむ城”やってほしいです。

設楽:おさむ城、しょぼい城になると思うな。この規模を見たら。

日村:でもまずは、『たけし城』を大成功させ、シーズン2、3と続くかわかりませんが、そこに参加できたらいいなと思います。

――この番組は世界配信されますので“世界のバナナマン”に、という期待も?

設楽:絶対ならないでしょ(笑)。でも世界配信ですもんね。なるかな?

日村:こういう2人(家老・家臣)だと思われるってことですよね。これでやるしかない(笑)

設楽:これで宣材撮り直しますよ(笑)。そのほうが海外の人にウケますもんね。

――日本のバラエティを海外に発信していきたいという思いはありますか?

設楽:日本のバラエティはこうだぞと。元気で面白いものを作っているんだぞと知らしめたいです。当時の『たけし城』もいろんな国で放送されていたように、今回もいろんな人から「見たぞ!」と言われるようになったらうれしいです。言葉の壁、笑いの文化の壁がありますが、『たけし城』は見て笑えるものなので、こういう番組だったらどんどん海外に行けると思います。

――『たけし城』のほかにも、海外に発信したらいいなと感じている番組はありますか?

設楽:昔の番組のリメイクも増えるのではないかなと。日本のバラエティは構造的に優秀なものがたくさんあって、我々はそういうものを見ていた世代です。たけしさんだったら『ウルトラクイズ』(『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!』)も復活したら芸人が喜びます。

日村:『ウルトラクイズ』は芸人が喜ぶ最高のエンターテインメントですから。やっぱりたけしさんに動いてほしいですね。

■バナナマン
設楽統(1973年4月23日生まれ、埼玉県出身)と日村勇紀(1972年5月14日生まれ、神奈川県出身)によるお笑いコンビ。1993年コンビ結成、翌年デビュー。『バナナサンド』(TBS)、『バナナマンのせっかくグルメ!!』(TBS)、『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)をはじめ、多数のレギュラー番組に出演している。

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