職場や周りの人間関係に悩み、自分に責任があるのではと考えてしまう方もいるのではないでしょうか。
自分が改善できるところを直すことはもちろん重要ですが、関係改善がうまくいかない場合、相手側が関わらないほうがいい人物の可能性もあります。
自分のストレスを減らすためには、関わらないほうがいい相手の特徴を把握した上で、関わり方を知っておくことが重要です。
この記事では、関わらない方が人の特徴と、相手に対する対処法を詳しく解説します。
関わらない方がいい人の特徴8選
ここでは、関わらない方がいい人の特徴を8個紹介します。
常に機嫌が悪い
常にイライラして、場の空気を悪くしている人とはあまり関わらない方がいいといえるでしょう。
イライラしていると、周りの人たちの気持ちにも悪影響を与えます。もし常にイライラしている人が、上司や上の立場にいる人だった場合、周囲や部下たちを萎縮させてしまいます。
そのような状態では、コミュニケーションやチームワークもうまく取れませんし、いい仕事もできるはずがありません。結果、会社の業績にも大きな悪影響を与えかねないのです。
自己主張が強い
自分の意見が常に正しいと思っている人は、人の話に耳を貸せません。そして一度自分が正しいと思いこむと、その主張を変えることができないので、一緒に仕事をしていると精神的に疲れてしまいます。
また、意見の違いがあると他人の意見を否定し、自分の意見を押し通そうとするので、可能なら距離を取った方が無難です。巻き込まれると、連帯責任を負わされることにも繋がります。
他人を利用する
他人を利用する人は、自分にメリットがありそうな相手の前ではいい顔をしています。態度を相手に応じて変え、自分にとってメリットのある人に対してだけ、気に入られようと努めるのです。
表の顔しか知らずに親切に接していると、相手の都合よく使われて疲れたり、自分が傷ついたりする可能性があるので、適度に距離を取りましょう。
考え方がネガティブである
考え方がネガティブな人とも、関わらない方がいいでしょう。物事をネガティブな視点でしか見られない人は、意見をいうと「責められた」「否定された」と感じ、相手に対して的外れな非難をすることも。このような人とは、生産的な会話ができないので、信頼関係を構築することは難しいでしょう。
また、感情の起伏が激しい傾向があり、一緒にいると振り回されてしまいます。ときには割り切って、距離を置くことも必要です。
嘘をよくつく
日常的に平気で嘘をつく人とは、関わらない方がいいといえます。トラブルを抱えていることが多く、遅かれ早かれ、とばっちりを受けかねません。
平気で人を裏切るため、自分が傷ついてしまう可能性があります。また、嘘をよくつく人は、トラブルが起こると最終的に自分の責任から逃げて、相手におしつけてしまいます。しかも罪悪感を感じていない場合が多いため、改善は難しいといえるでしょう。
トラブルに巻きこまれたり、精神的に悪影響を受けたりする可能性もあるため、嘘をよくつく人とは、関わらないことが無難です。
清潔感がなく、だらしない
服装がだらしなく、職場での印象が悪い人も、関わりたくない人の特徴として挙げられます。
シワだらけのスーツや汚れのついたシャツは、周囲の人間に加えてクライアントや取引先にも不快感を与えてしまいます。仕事のチャンスを失わないようにするためにも、距離をとった方がいいでしょう。
噂話が大好き
噂話が好きな人は、大したことない話を大げさに脚色して広める傾向があります。人の不幸が好きで、ネガティブな話題にすぐ飛びつきます。 そのため人の不幸話も、面白可笑しく拡散してしまうでしょう。
自分が愚痴を吐いていたのに、「○○が言っていた」と他の人が言っていたことにして広めるケースも多いです。仲良くしていると、何もしていなくても、濡れ衣を着せられるかもしれません。
噂話が大好きな人には、関わらないようにするか、捕まっても早めにその場を立ち去りましょう。
感謝の言葉を口にしない
感謝の言葉を口にしないというのも、関わらない方がいい人の特徴です。
「ありがとう」と言ったら、自分ではなく相手の手柄になってしまうと考えており、お礼を言いません。むしろ、言われた側もいい気分になるにも関わらず、感謝の言葉を口にしない人は、周りを幸せにする気がないのです。
自分の好意や苦労が無駄になる可能性が高いため、そのような人とは関わらない方が身のためです。
関わらない方がいい人への対処法
ここからは、関わらない方がいい人への対処法をお伝えします。 会社や組織では、関わる人数が多いほど、関わらない方がいい人と接する機会も多いものです。 正しい対処法を覚えて、必要のないストレスをなるべく減らしましょう。
相手のペースに惑わされないようにする
相手に合わせているとストレスになるので、ある程度距離感をとって付き合うようにしましょう。自分のペースを保つことで、冷静な対処が可能になることがあります。
真剣な対応をするのは、重要な場面以外では控えましょう。自分のペースに合わせてもらえる人だと、認識されてしまいます。必要に応じて、関係を割り切る勇気も大切です。
周囲を味方にする
上司や先輩の中に関わりたくない人がいる場合は、味方を増やしておきましょう。ここでいう味方とは、あなたの仕事を認め、困ったときに助けてくれる人です。
そのためにも、自分の仕事に集中し、与えられた仕事をきちんとこなしましょう。 するべきことを着実にこなしていれば、自然と味方が増え、苦手な人の存在は薄くなるでしょう。
「忙しい」を理由に距離をとる
関わらない方がいい人だと知っていて、距離を置きたくても、なかなかできない人もいるでしょう。 このような方は、「忙しい」というアピールがおすすめです。
時間がないという印象を与えられれば、誘われることも減ります。 万が一、誘われたとしても、「忙しいのでごめんなさい」と、断ることもできます。
職場で関わらない方がいい人への対処法
職場に苦手な人がいる方は、多いのではないでしょうか。職場の人との付き合いは、仕事である以上避けては通れません。
ここでは、職場での関わらない方がいい人への対処法を3つお伝えします。
自分の仕事に集中する
会社は、大勢の人が集まって仕事をする場です。さまざまなタイプの人がいますし、皆と仲良くなる必要はありません。 自分の仕事に集中し、着実に業務をこなしましょう。そうすれば嫌な人の存在は、自ずと気にならなくなります。
上司・同僚を味方にする
先述したように、周りに味方を増やしておきましょう。上司や同僚に味方が増えれば、苦手な人への対処も簡単になるでしょう。
最悪の場合、部署異動・退職を願い出る
どのようにしても改善されず、耐えられなくなったときは、部署移動や退職も一つの手段です。
部署異動により、関わりたくない人と無理に付き合わなくてもよくなれば、ストレスは軽減するでしょう。
転職をして心機一転、新しい職場で自分の仕事に打ち込むことも、いい方法です。
「関わらない方がいい人」とは距離を取ろう
関わらない方がいい特徴のある人とは、さりげなく距離を置くことが重要です。 どのような職場や友人関係でも、苦手な人はいます。あまり考えすぎず、自分のペースを保ちましょう。
また、忙しいことをアピールする、相手にしないなどの対策も有効です。ときには必要に応じて、関係を断ち切るほどの、強い気持ちを持っておきましょう。