SHIBUYA109 lab.は4月18日、「Z世代の海外に関する意識調査」の結果を発表した。調査は3月、一都三県在住の15~24歳の男女410名(男性203名/女性207名、高校生202名/大学生・短大・専門学校生208名)を対象にインターネットで行われた。

  • コロナ禍以降の海外旅行について

    コロナ禍以降の海外旅行について

コロナ禍以降の海外旅行の状況を聞いたところ、「既に行った」「具体的な(旅行の)予定がある」と回答したのはわずか8.6%。いまだ海外旅行に行く予定のないZ世代が91.5%を占める結果に。しかし一方で、具体的な国・地域名をあげて「旅行先として行きたい国」を聞いてみたところ、平均8.5個の国名がチェックされ、特に「ハワイ」(37.3%)、「フランス」(30.7%)、「イタリア」「アメリカ本州」(ともに30.5%)、「イギリス」(29.8%)が人気のよう。

また、「海外に行きたい理由」を聞くと、「その国の文化を学習・体験するため」(37.1%)、「日本以外の国のことも知ってみたいと思うため」(31.8%)、「その国の食が好きなため」(31.1%)となり、逆に、海外旅行に行きたくない理由としては「経済的に厳しいから」(27.0%)、「治安に不安があるから」(24.3%)、「語学力に不安があるから」(22.5%)、「漠然と不安があるから」(22.5%)が上位にあがった。

  • 各国のイメージ

    各国のイメージ

続いて、テーマを絞って各国のイメージを聞いたところ、「動向が気になる国・地域」としてあがったのは、「ロシア」(22.4%)、「中国」(20.0%)、「アメリカ本州」(18.5%)。「エンターテイメントが発展していると思う国・地域」としてあがったのは、「日本」(30.0%)、「アメリカ本州」(26.1%)、「韓国」(16.3%)という結果に。

また、「同世代の中で人気の国・地域」の上位に上がったのは「韓国」(28.5%)、「アメリカ本州」(15.1%)、「ハワイ」(14.6%)で、「親近感のある国・地域」という項目では「台湾」(16.6%)、「韓国」(15.9%)、「アメリカ本州」(13.7%)が上位となった。

  • 海外留学について

    海外留学について

次に、「海外留学」について聴取したところ、海外留学の意向が無い若者世代は57.5%と半数以上にのぼり、「興味はあるが現実的には難しいと思う」が21.2%という結果に。

海外留学をしたい理由を聞くと、「言語を習得するため」(45.0%)、「将来のキャリアのため」(36.1%)、「その国の文化を学習・体験するため」(29.3%)が上位に。留学してみたい国や地域は、「アメリカ本州」(21.2%)、「オーストラリア」(15.6%)、「カナダ」(14.9%)が人気のよう。また、理想の将来像や現実的だと思う将来像を聞くと、13.2%が「海外永住」を理想としていることが明らかに。「移住したい国・地域」についても聞いてみると、「アメリカ本州」(12.0%)、「フランス」(9.3%)、「シンガポール」(9.0%)が上位にあがった。

  • 習得したい言語

    習得したい言語

次に、語学留学について調査を行った。その結果、約8割が何らかの語学を勉強していることが判明。中でも人気の言語は「英語」「中国語」「韓国語」で、外国語を学ぶ理由を聞くと、「好きなコト・モノをその言語で理解したいから」(40.2%)、「習得していたら便利そうだから」(35.1%)、「就活や仕事で活かしたいから」(29.8%)など、自分の趣味を原動力に語学に勤しんでいる姿がうかがえた。

  • 日本の印象

    日本の印象

最後に、海外と比較した日本の印象について聞いたところ、海外の良いところは「建物や景観」(54.9%)、「独自の文化や芸術など」(41.2%)、「エンターテイメント性の高さ」(40.5%)、「経済力・経済政策」(38.8%)で、悪いところは「治安」(51.5%)、「衛生面」(41.7%)、「商品やサービスの質」(14.9%)など。

それに対し、日本の良いところは、「治安」(80.5%)、「食べ物」(78.5%)、「衛生面」(69.0%)、と、海外の悪いところの正反対の要素が上位に。実際に、「自分の国に誇りを感じる」と回答した人は68.1%にものぼった。一方、悪いところを聞いてみると「経済力・経済政策」(34.4%)、「教育の制度やシステム」(27.1%)、「環境・社会課題への意識」(24.4%)、「人権への意識」(23.2%)、「社会福祉制度」(21.7%)が上位でとなり、社会制度に不安をいだいていることが分かった。