女優の天海祐希が主演を務める、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(6月16日公開)の主題歌、予告映像、追加キャスト、本ポスタービジュアル、場面写真が18日、公開された。

劇場版『緊急取調室 THE FINAL』

劇場版『緊急取調室 THE FINAL』

同作は叩き上げの取調官・真壁有希子(天海)が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるドラマシリーズの劇場版。

この度、4人組バンド・緑黄色社会 の最新曲「さもなくば誰がやる」が主題歌に起用されることが決定。同バンドは、2021年に放送されたテレビドラマ『緊急取調室』(4th SEASON)の主題歌「LITMUS」も手掛けており、2度目のタッグとなる。「さもなくば誰がやる」は、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』のために書き下ろされた楽曲で、作詞・作曲を長屋晴子(Vo.)が担当。“キントリ”チームがこれまで積み重ねてきた情熱や想いを代弁するかのようなメッセージが込められた歌詞を、最初の一音から最後の一音に至るまで息をつかせない緩急が巧みに織り交ぜられたオルタナティブな空気感をまとうサウンドに載せた、緑黄色社会の新たな一面を見ることができる楽曲に仕上がっている。同曲は5月17日発売のアルバム『pink blue』に収録される。

主題歌を使用した最新予告は、内閣総理大臣・長内洋次郎(市川猿之助)に、暴漢・森下道弘(佐々木蔵之介)が襲い掛かる緊迫のシーンで幕を開ける。超大型台風が連続発生し、国家を揺るがす非常事態の最中、長内総理は災害対策会議に10分遅れて到着。その“空白の10分”を糾弾し、総理大臣襲撃事件を起こした森下は、緊急招集された“キントリ”メンバーの取調べに対し、犯行動機を語らないどころか、取調室に総理大臣を連れて来い!と無謀な要求を繰り返す。

森下の取調べが行き詰まる中、長内総理に“ある疑惑”が浮かび上がり、真相解明のために“キントリ”メンバーは長内総理を事情聴取すべく動き出すことに。これまでも数々の敵を相手にしてきた“キントリ”だが、国のトップである内閣総理大臣を取り調べるというのは前代未聞となり、映像の最後では、天海祐希演じる真壁と対峙する長内総理が不敵な笑みを浮かべながら「私をここに呼んだのは何故ですか?」と尋ねる。真壁は「闘うためです、あなたと」と力強い表情で返し、かつてない緊張感の中で繰り広げられる“最後の闘い”から目が離せない展開となっている。

さらなる追加キャストも解禁され、ドラマシリーズではその存在が語られるのみで、どんな人物かは謎に包まれていた警視総監・永松役で平泉成、警視庁警備部長・角田役で勝村政信、内閣総理大臣主席秘書官・光圓寺衛役で徳重聡、内閣官房長官・熊井善太郎役で山崎一、副総理 兼 外務大臣・岩倉伸也役で小野武彦の出演が決定した。

本ポスタービジュアルには、それぞれに思いを秘めた表情を浮かべる主要キャラクターたちと、「国家を揺るがす究極の心理戦。内閣総理大臣、取調開始。」という壮大なスケールを感じさせるキャッチコピー、そして決め台詞である「面白くなってきたじゃない?」の文字と共に凛々しい顔でこちらを見据える真壁の姿が配置された。

場面写真は、先日解禁された真壁が取調室で長内総理と向かい合うシーンや、森下と対峙するシーンをはじめ、さまざまなカットが新登場。キントリチームが手を伸ばして気合を入れるお馴染みの「うぇ~い」ポーズ、監物大二郎(鈴木浩介)と渡辺鉄次(速水もこみち)の“もつなべコンビ”、真壁と奈央(杉咲花)の母娘の食卓、微妙な関係性にやきもきするファンも多い梶山(田中哲司)と真壁の“相合傘”シーンなど、人気キャラクターたちの活躍に期待が高まる内容となっている。

天海祐希 コメント

劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の主題歌を、緑黄色社会さんが担当してくださいました。

また緑黄色社会さんに
緊急取調室の世界を豊かにして頂ける事、
とても嬉しく思っています。

「さもなくば誰がやる」
次の世界へ、次のステージへ
また、新しい明日へ。
自分の足で、確実に進んで行く…
そんな姿を、強く応援してくれる曲です。
キントリの世界に
しっかりと寄り添ってくださる、この曲を
聴いていると、キントリの今までの日々を思い出し、懐かしさで一杯になります。

キントリ最後の門出を、希望の光で照らしてくださり
深く感謝するばかりです。

ぜひ、劇場版 緊急取調室と共に
楽しみにして頂けたら嬉しいです。

緑黄色社会さん
本当に素敵な主題歌を
ありがとうございました。
心から感謝致します。

緑黄色社会 コメント

この度、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の主題歌を担当させていただくことになりました。
「LITMUS」で主題歌を担当させていただいたドラマ第4シリーズに続いて、劇場版、しかも完結作という大事な作品において主題歌を担当させていただけるということで、大変嬉しく思っています。
今回シリーズ完結作ということで、ラストを飾るに相応しい曲をという想いで気合いを入れて制作に臨みました。
出演者のみなさんも、作品をご覧になるみなさんも、全員がスッキリした気持ちになれる、もしくは前に進めるようなものにできるよう意識した歌詞だったり、
曲の始まり方も新しいトライをしていたりするので、そういった部分にも注目して聴いていただけたらと思います。
作品で流れているところも拝見させていただいたのですが、自分たちが堂々と言えてしまうくらいバッチリでした!
歌詞もアレンジもすべてが作品の雰囲気とマッチしていて達成感もありましたし、この作品と関わることができて本当に幸せだなという気持ちになりました。
「さもなくば誰がやる」、華々しいラストを前向きな気持ちで迎えられるような楽曲に仕上がったと思いますので、みなさんにもそういう風に感じていただけると嬉しいです。

三輪祐見子(テレビ朝日 ゼネラルプロデューサー) コメント

緑黄色社会の皆さんには『緊急取調室』の連続ドラマ第4シリーズの主題歌「LITMUS」をご提供いただき、また、ボーカルの長屋晴子さんには、ドラマ本編にも警察官役でご出演いただくなど、深い繋がりを感じております。
「LITMUS」は非常にドラマにマッチしていて、キントリの持ち味である大人っぽいエンディングにぴったりでした。
今回、キントリは劇場版でファイナルとなるのですが、その主題歌も前回のご縁もありまして、スタッフ満場一致で、緑黄色社会さんにお願いすることにいたしました。
そして、書き下ろしていただいた楽曲を聞かせていただいたのですが…まず! めちゃくちゃ驚いてしまいました。
こんなにも映画に寄り添い、主人公・真壁有希子を投影してくれていて、キントリの世界観にマッチした主題歌があるんだろうか!!
いやもう、何だか、めちゃくちゃピッタリで、驚いてしまいました。
そんな、とっても素敵な楽曲だったんです。
その主題歌「さもなくば誰がやる」を書き下ろしてくださいました緑黄色社会さんに、 スタッフキャストに代わりまして、心から感謝申し上げます。
この映画で、キントリはファイナルです。もちろん一抹の寂しさは伴いますが、キントリチームを前向きに明日に向かって送り出してくれる力強いこの楽曲と共に、FINALを迎えられること、本当に嬉しく思います。
これまでの9年間の感謝の気持ちを込めてお届けします『劇場版 緊急取調室』ですが、素敵な緑黄色社会さんの主題歌とともに、是非ご期待ください!!

(C)2023劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会