ジェーシービー(JCB)は、金融事業者に対する、キャッシュレス金融教育についての学校の期待の高まりを受け、高校の授業で活用できるキャッシュレス金融教育プログラムを開発。4月中旬より、全国の高校を対象に無償にて提供を開始する。

  • 「多様化する支払い方法 キャッシュレス決済との向き合い方」を全国の高校を対象に提供開始

キャッシュレス決済の普及・拡大により高校生もキャッシュレス決済に触れる機会が増えている。また、成人年齢の引き下げにより、クレジットカードは高校生にとって卒業後すぐに触れる機会が訪れる、以前より非常に身近な存在となった。

同社は今回、日本発唯一の国際カードブランドを運営するキャッシュレス決済のパイオニアとして、クレジットカードを含むキャッシュレス決済について高校生に正しく理解してもらいたいと考え、全国の高校の授業で活用できるキャッシュレス金融教育プログラムを開発したという。

全国の高校が登録する学校教育のプラットフォームを有し、教育分野全体の課題解決に取り組むARROWSとの提携により同プログラムを開発。ARROWSのプラットフォームを通じて全国の高校に提供する。

同社は、「本プログラムの提供を通じて、日本の学校教育の充実に貢献するとともに、子どもたちにJCBに対する親しみを持ってもらい、キャッシュレス決済の分野にも世界に通用するメイドインジャパンのブランドがあることを知ってもらえたらと考えています」とコメントしている。

  • 教材イメージ

同プログラムは、「ますます拡大・多様化するキャッシュレス決済について学びながら、世界的にキャッシュレス決済が普及している理由を知り、18歳になったら本人の意思だけで契約できるクレジットカードの使い方に関するマイルールを考え、クレジットカードを中心とするキャッシュレス決済に対して、より自分事として向き合うことができる」ように設計されている。

安全・安心にキャッシュレス決済に向き合うための留意点やキャッシュレス事業者の取り組みにも触れるほか、キャッシュレス決済普及の背景にある社会状況についても学びを広げられる構成となる。

  • 上から、スライド、動画、ワークシート

教材名称「多様化する支払い方法 キャッシュレス決済との向き合い方」は、費用は無料。授業時間は1コマ(50分)完結。教材内容は、授業スライド・教材動画・ワークシート・授業進行台本。授業実施可能期間は、2024年3月末までとなる。

利用申込は、全国のほぼすべての高校(※)が登録する、ARROWSの学校向け授業提供サービス「SENSEI よのなか学」を通じて、希望する高校の先生に無償で提供する。「SENSEI よのなか学」への登録については、ARROWSのウエブサイトにて確認できる。

※1校に1名以上、会員の先生がいる場合、1校とカウント