埼玉西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームに、英国発のクラフトビール「BREWDOG」のオフィシャルバー2店舗がオープンした。

2021年に球場全体の改修が完了したばかりの本施設は国内プロ野球団の本拠地の中でも、飲食の店舗数、メニュー数が豊富なグルメスタジアムとなっており、今回のオープンによりボールパークとしてさらなる魅力を増すこととなりそうだ。

  • 英国発のクラフトビール「BREWDOG」のオフィシャルバーがオープン

野球観戦といえばビール

観戦をさらに盛り上げるドリンクやフードメニューの数々が、ライオンズファンから「獅子まんま」として親しまれている埼玉・ベルーナドーム。国内の球場としては最大級となる約70店舗、1,000種類以上のメニューがズラリとそろっており、国内随一のグルメなボールパークとなっている。

そこに今回加わったのが「最高に"PUNK"なビール」をキャッチフレーズとするBREWDOGのオフィシャルバー。

3塁側の「エルズクラフト」と1塁側の「クラフトビアーズ オブ トレインパーク」をそれぞれリニューアルし、「エルズクラフト supported by BREWDOG」、「クラフトビアーズ オブ トレインパーク supported by BREWDOG」に生まれ変わった。

  • 3塁側「エルズクラフト supported by BREWDOG」

  • 1塁側「クラフトビアーズ オブ トレインパーク supported by BREWDOG」

昔から野球観戦とビールは切っても切れないような関係性だが、西武ライオンズでは2016年よりボールパークにて国内ビールだけでなく海外ビールにも注力。

ボールパークはもともとメジャーリーグ由来の言葉で、野球ファンが観客席からだけではなく、隣接のバーで飲食や会話を楽しみながら観戦するようなスタイルも含め、エンターテインメント性をもったパークとして野球場を捉えた言葉となっている。

西武ライオンズでは、これまでもボールパークとしてより多くの観客へ食を通じた新たな観戦価値の提供を推し進めており、今回のリニューアルもその一環となる。

そしてBREWDOGは、2007年にイギリスで2人と犬1匹で誕生したクラフトビールの会社。フラッグシップとなるPUNK IPAは通常よりも何倍も多く、何種類ものホップを使っているため、トロピカルでスッキリとスパイシーな味わいが残るのが特徴となっている。

昨年から日本市場へも力を入れており、日本でクラフトビールを楽しんでもらうことを考えたときに、やはり野球と一緒に楽しむことがエクスペリエンスとして非常に有効ではないかと考え、今回のコラボレーションに至ったという。

「クラフトビール×野球」の最高タッグ

提供メニューには、「PUNK IPA」、「ELVIS JUICE」、「HAZY JANE」の3種のクラフトビール(3種ともレギュラーサイズ980円、ラージサイズ1,300円)のほか、「エルビスレッドアイ」、「エルビスシャンディガフ」、「エルビスグレープフルーツ」(すべて1,100円)といったカクテルも用意されている。

フードメニューには、ビールにぴったりのじゃがいもを揚げた「PUNK! チップス」(650円)のほか、オリジナルのコラボメニューを提供。ピザソースの隠し味にPUNK IPAを使った生ハムとマスカルポーネのピザを食べることができる。

3塁側のエルズクラフトでは、丸い「クラフトピザ PUNK! 生ハム&マスカルポーネ」(1,800円/レギュラー)、1塁側のトレインパークでは四角の「フラッグピザPUNK! 生ハム&マスカルポーネ」(1,800円/1,800円、1,000円/ハーフ)となっている。

トレインパーク側ではこのほかにも、「PUNK! フィッシュ&チップス」(1,000円)や、アイダホフィンガーステーキとポテトのコンボ「ホワイトフィンガーステーキ&PUNK! チップスコンボ」、「レッドフィンガーステーキ&PUNK! チップスコンボ」(各900円)も販売されている。ホワイトにはサワークリーム、レッドには自家製サルサソースが添えられる。

3塁側で試食させてもらったが、PUNK IPAはホップの香りがさわやかに鼻を抜けていき、ほどよい苦みと爽快なのど越しがガツンと旨い。

イギリス名物のフィッシュ&チップスとは合わない訳がなく、揚げ物の油をキレのいいビールがスッキリと流してくれる感覚が最高だった。

  • グラウンドの緑に映えるPUNK IPA

生ハムとマスカルポーネのピザは、食べ応えのある生地で、生ハムの塩味とマスカルポーネのコクが絶妙な味わい。ソースに使われているPUNK IPAの隠し味もあってか、ビールとの相性もバッチリだ。

  • ピザソースの隠し味はPUNK IPA

また、カクテルからはエルビスグレープフルーツを試飲したところ、果実とホップのさわやかな香りとフレッシュな甘さでとても飲みやすかった。

  • エルビスグレープフルーツと試食用フード

球場という開放的なシチュエーションもあって、この場所でしか楽しむことのできないものだと感じた。試合中であれば、よりエキサイティングで楽しい味と体験になるに違いないだろう。

  • ライオンズとBREWDOGの限定ステッカー

両店の営業時間は、試合開始の2時間前から試合終了(最大22時)まで。

さらに、4月30日までの期間中、この店舗でBREWDOGのビールもしくはビアカクテルを購入しすると「ライオンズとBREWDOGの限定コラボステッカー」がプレゼントされる(1商品につき1枚、予定枚数に達し次第配布終了)。

ベルーナドームでの観戦の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。