女優の高畑充希、俳優の田中圭がこのたび、W主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『unknown(アンノウン)』(18日スタート毎週火曜21:00~)のクランクインを迎えた。

  • 左から田中圭、高畑充希=テレビ朝日提供

ドラマオリジナルの同作は、誰にも言えない秘密を抱えて生きる週刊誌のエース記者で、その正体は吸血鬼という闇原こころ(高畑)と、交番勤務の熱き警察官ながら想像を絶する秘密を抱える朝田虎松(田中)という、秘密を打ち明ける勇気が出ず結婚に踏み切ることができずにいた2人が、“遺体から血を抜く”という猟奇的な連続殺人事件に巻き込まれていくというラブサスペンス。

撮影が始まった当初から、現場は笑いにあふれ和気あいあいムード。主演2人は「すごく明るいし、ハッピーだし、やるときはやる! というチーム。何よりみんなと一緒にお芝居するのが楽しくて、それが現場に来る原動力になっています」(高畑)、「とにかく毎日楽しくてしょうがない。何度も一緒にやっているチームで、知っているスタッフさんも多いですし。そしてラブシーンはほぼほぼすべてのシーンで照れてしまって、みんなにいじられています(笑)」(田中)と現場の雰囲気を語った。そんな中、2人のキスシーンの撮影も。警察官の制服に身を包んだ虎松と桜が満開の川べりを歩くこころ。分かれ道で、これから仕事に向かう虎松とまだ一緒にいたいという寂しさを隠すように、こころは虎松の制帽を奪い走り出す。虎松はそんなこころを追いかけて捕まえ、「帽子を返しなさい」「やーだ」とじゃれあって舞い散る桜吹雪の中キスをするというシーンだ。2人とスタッフの意見が活発に飛び交う中、何度もテストを繰り返し、ついに本番。見守るスタッフまでもが照れてしまうほどの、美しいラブシーンが誕生した。

「unknownは徐々にこころと虎松がサスペンス要素に巻き込まれていって、ストーリーが結構シリアスになっていく部分もあるので、2人がイチャイチャしたりするハッピーなシーンは1個1個大事にしたい」という高畑は、「まだまだいっぱいイチャイチャするシーンがあるので、たくさんの方にキュンキュン、ニヤニヤしてもらえるように、頑張ります!」とニッコリ。また、クランクイン直後は「最初は照れちゃって充希ちゃんの目も見れなかった(笑)」という田中も、「プロデューサーからホントに付き合ってるみたいに見えてドキドキしちゃったよ~』って言われて、すごくうれしかったです。リアルに嘘のない瞬間をひとつひとつ積み重ねていこうという、このチームのこの現場で、そう言ってもらえたことが、ちょっと自信になりました」と、無事に撮影を終えてホッとした様子だった。

また、登場人物14人のキャラクタービジュアルをもとに直感力だけでストーリーの殺人犯を予想し、投票してもらうドラマ公式Twitterの企画「犯人考察キャンペーン第1弾」(投票期間:3月22日~29日)の結果も発表された。投票率は、町田啓太37.3%、田中圭23.8%と2人が上位に。きょう1日から13日までは第2弾として公式SNSで14人に“事情聴取”した動画が順次配信され、新たに投票できる。

W主演2人のクランクインコメントは以下の通り。

■高畑充希(闇原こころ・役)

――クランクインして撮影も順調に進んでいますが、現場の雰囲気はいかがですか?

最初は、すでに出来上がっている「おっさんずラブ」チームにお邪魔する……みたいな気持ちがあって、緊張もしたのですが、いざ現場に入ってみたら、キャストスタッフ共にすごく明るいし、ハッピーだし、でも“やる時はやる!”みたいなチームで、本当に楽しく過ごさせて頂いています。何よりみんなと一緒にお芝居するのが楽しくて、それが現場に来る原動力になっています。

撮影の合間にはよくみんなでおしゃべりをしています。麻生(久美子)さんの衣装がすごくかわいいんですけど、「これが似合うのは麻生さんしかいないね」とか、たわいもないことで盛り上がったり。あとは(吉田)鋼太郎さんが麻生さんにデレデレすぎるので、「あんまり麻生さんに近づいちゃダメだよ!」っていじったり(笑)、楽しいですね。

――初共演の田中圭さんと一緒にお芝居していかがですか?

圭さんはいつも息を合わせてくださるし、2人ともお芝居をガチガチに決めずに挑むタイプなので、一緒にやっているとどんどん新しいことが生まれてくるので、撮影していてすごく楽しいです。撮影が進むにつれ、圭さんとの間に信頼関係も生まれてきてるかなと思っていて。だから何の心配もせずに身を委ねられるし、その時その時でセッションして作りあげている感じですね。

――お2人のラブシーンにもすでに期待が高まっていますが……?

このドラマはキスシーンがめちゃくちゃあるんですよ(笑)。結婚式の誓いのキスのシーンはすでに撮影したんですが、2人っきりのお芝居としてのキスシーンは今日が最初でした。「unknown」は徐々にこころと虎松がサスペンス要素に巻き込まれて言って、ストーリーが結構シリアスになっていく部分もあるので、2人がイチャイチャしたりするハッピーなシーンは1個1個大事にしたいな、と思っていて。なので、圭さんに身を委ねて、楽しく、そして皆さんに「見ているこっちが恥ずかしくなるわっ!」て思ってもらえるシーンになるとうれしいですね。本当に“かっこいい圭さん詰め込みドラマ”なので、皆さんにもぜひキュンキュンしてほしいです。まだまだいっぱいイチャイチャするシーンがあるので、たくさんの方にニヤニヤしてもらえるように、頑張ります!

加賀美役の町田(啓太)くんとのシーンはまだ撮影がほとんど始まっていなくて。今後、町田くんとのシーンを撮影していくと、また違った関係性になってくるのかな、どうなっていくんだろうって、ちょっとソワソワしています。

――実際に撮影してみて、キュンとしたシーンはありますか?

「付き合う? 付き合わない?」みたいなシーンや、「プロポーズされてどうする?」みたいなシーンの方が、キスシーンよりも恥ずかしくてドキドキしました。もちろんキスシーンもめちゃくちゃ緊張するんですけど、言葉のやり取りの方が普通に照れちゃいますね。「恥ずかしい! 私、何を言ってるんだろう!」って思う時もあるくらいです(笑)。

■田中圭(朝田虎松・役)

――クランクインして撮影も順調に進んでいますが、現場の雰囲気はいかがですか?

とにかく毎日楽しくてしょうがないです。僕は何度も一緒にやっているチームで、知っているスタッフさんも多いですし、キャストの皆さんも本当にお芝居が上手な方ばっかりで、そういう方たちがこの現場で戦っているので、すごく楽しいですね。台本もラブとかサスペンスとかコメディとか、とにかくいろんな要素があって、ジャンルがわからない。笑うところでは笑いますが急にシリアスになったり……その緩急のおかげで1シーン1シーンものすごく集中力を使うんですよ。おかげでヘトヘトになるんですけど、その分毎日充実しています。

――初共演の高畑充希さんと一緒にお芝居していかがですか?

ものすごく楽しいですね。以前から「充希ちゃんの芝居がすごく素敵だ」という話を聞いていて、僕自身も初日から「すごいな!」って思いました。でも最初に、彼女が僕のことを「かっこいい」と言ってくれた時に、ただただ照れてしまって、目も見られなかったんですよ。彼女は目が大きいじゃないですか。だから見つめ合うシーンもすごく恥ずかしかったんですけど、クランクインして僕の人見知りがなくなってきて(笑)、虎松という役も入ってきたので、今はもっと純粋に彼女とのお芝居を楽しめています。

――お2人のラブシーンにもすでに期待が高まっていますが、撮影してキュンとしたシーンは?

それで言うと、ほぼほぼすべてのシーンで照れてしまっていて、ようやく虎が僕の中に入ってきました(笑)。充希ちゃんはとにかくまっすぐで、お芝居に嘘がないので本当に照れます……。実は最初のキスシーンの撮影が、桜の咲き具合で少し後ろ倒しになったんです。本当だったらクランクインしてすぐくらいのタイミングで撮る予定だったので、ホントによかったなと思っていて! 最初の方だったら、緊張と照れで、きっと無理でした(笑)。充希ちゃんは普段からコミュニケーションを取ってくれるし、僕自身もそうしようと思っているので、キスシーンを撮り終えた時に、プロデューサーから「ホントに付き合ってるみたいに見えてドキドキしちゃったよ~」って言われて、すごくうれしかったです。「リアルに嘘のない瞬間をひとつひとつ積み重ねていこう」という、このチームのこの現場で、そう言ってもらえたことが、ちょっと自信になりました。

――視聴者の皆さんにどんなビッグラブやキュンを届けようと思っていますか?

充希ちゃんとのラブがあったり、鋼太郎さんとの爆笑コメディがあったり……このドラマにはいろいろな要素がありますが、良い意味で「今まで見たことのないものを見せられているな」と思います。その“衝撃”がものすごくキュンキュンするものなのか、ものすごく楽しいものなのか、ものすごくドキドキするものなのかは、視聴者の皆さんに委ねるところだと思いますが、とにかく見てくれる人の感情がグチャグチャになって、「今ドラマを見てるんだよね……? 何このドラマ!」って言われるような作品をお届けしたいなと思っています。