美容外科「東京イセアクリニック」は20代~40代女性495名(各165名)を対象に「女性のデリケートゾーン悩みに関する調査」を実施した。同調査は3月10日~11日の2日間にインターネット上にて行われたもの。

  • VIO脱毛の一般化で増加する「女性器の悩み」

近年、フェムテックやフェムケアの発展・普及により、自身のデリケートゾーンと向き合うことが増えた。なかでもアンダーヘアケアの一環で「VIO脱毛(アンダーヘア脱毛)」を選択する女性は多く、形を整えるだけではなく介護脱毛や清潔感を求め、すべてのヘアを脱毛しツルツルにする「ハイジニーナ」を希望する女性は年代を問わず多く存在し、一般化しつつあるという。

同クリニックによると「VIO脱毛が一般化し、アンダーヘアの毛がなくなったことでこれまで毛で隠れていた部分がよく見えるようになり、今まで気にならなかった自分の女性器の色や大きさ、形が気になり始めた」と、悩みを打ち明ける女性患者もここ数年で増えたと感じるとのこと。

  • アンダーヘアの形はV・I・Oともに世代が下がるほど「無毛」率が増加

調査結果では「あなたのアンダーヘアについて近いものを教えてください。」の問いにV・I・Oともに世代が下がるほど「無毛」率が増加傾向であることがわかった。20代女性の約5人に1人は「Vラインは無毛」で40代女性の2.2倍となった。

  • 女性の7割以上がデリゾに「悩みを感じたことがある」と回答

「デリケートゾーンの悩みがあるか」の質問に対して7割以上の女性が「感じたことがある(72.9%)」と回答。世代別では20代が最も多く8割近く(77.6%)が悩みがあると回答した。

  • 「デリゾの悩みトップ5」は(1)黒ずみ(2)かゆみ(3)臭い(4)毛量(5)女性器の大きさ・長さ

また、「デリケートゾーンにどのような悩みがあるのか」の質問に対してTOP5は(1)黒ずみ(2)かゆみ(3)臭い(4)毛量(5)女性器の大きさ・長さ、の順となり、女性の7割(73.1%)が「黒ずみ」に悩んでいることがわかった。 「(5)女性器の大きさ・長さ」に悩む方は2割で、うち20代は4人に1人(26.6%)が悩みを抱えている事が判明した。

  • 「デリゾ悩みを感じる時は? 」(1)生理(2)自己処理(3)下着や水着の着用(4)アンダーヘア脱毛(5)性行為

さらに、「どのような時に、デリケートゾーンの悩みを感じますか? 」の質問に対しては、女性の半数以上が「生理時」にデリケートゾーンの悩みを感じると回答(56.0%)。また、「アンダーヘアの自己処理」「アンダーヘア脱毛」時に悩みを感じるという回答がトップ5内にランクインした。

  • 「友達とデリゾの話(悩み・相談)」は8割以上が「話さない」と回答

その一方で、「友達とデリケートゾーンの話(悩み・相談)をしますか? 」の問いには8割以上が「話さない」と回答(85.9%)するなど、デリケートゾーンのトラブルや悩みは友人同士でも面と向かっては相談しづらいことがわかった。また、世代が上がるにつれデリケートゾーンの悩み相談をしない傾向にあり、40代では約9割が「デリケートゾーンについて話さない」と回答(88.5%)した。

  • 「デリゾの悩み」外科的な方法で解決できることを半数が「知らない」

「女性器の悩みを外科的な方法で解決できることを知っていましたか? 」の質問には「知っている」は全体で2割以下(18.0%)にとどまり、「何となく知っている」は3割(32.7%)であった。世代が下がるにつれ「知っている」「何となく知っている」方が多い傾向にあった。