クロス・マーケティングは3月23日、「睡眠に関する調査(2023年)」の結果を発表した。調査は3月1日、20歳〜69歳の男女2,500人を対象に行われたもの。

  • 睡眠時間の充足度

まず、平日と休日を合わせた睡眠時間の充足度について聞いたところ、「十分足りている」は15%、「ほぼ足りている」は36%となり、合わせて51%が足りてきるという結果となった。年代別で見ると、「足りている」の合計回答率が最も多いのは60代の61%、最も少ないのは40代の44%となった。

平日と休日を合わせた現在の睡眠時間の平均は、6.4時間となっている。一方で、理想の睡眠時間は平均7.4時間であり、1時間もの現状と理想のギャップが見られた。

  • 現実と理想の1日の睡眠時間

現在の睡眠状態の詳細を尋ねたところ、「寝るタイミングは規則的」が66%、「寝つきがよい」「寝起きがよい」は各59%と良好な人が多い一方で、「日中眠くなる」も59%を占める結果となっている。

  • 睡眠の状態

睡眠に関する悩みごとについては、男性では「いびき」「のどが渇く」「歯ぎしり」、女性は「いびき」「手足・身体の冷え/手足のしびれ」「少しの物音や光ですぐに目が覚める」が上位となった。男女ともに「いびき」の悩みが多く、特に男性50・60代、女性50代では3割超となっている。

  • 睡眠に関する悩み

悩み事が原因で眠れない人の割合は74%。特に女性では79%と高めで、女性の40代は84%を占めている。

  • 悩みごとが原因で眠れないことがあるか

眠りにつけない事がある人へどのような悩みかを聞いてみると、男性では「お金・収入・貯金」「人間関係」「学校や仕事」、女性では「人間関係」「お金・収入・貯金」「家族」の順で多く、いずれも3割を超えている。

  • 眠りを妨げる悩みごと