電子書籍でヒットした漫画を実写化した、フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『ショジョ恋。』(21日配信スタート)。美人で仕事もバリバリこなし、誰もが憧れる存在の庄司しょう子(26)が、過去のトラウマから抜け出せず、恋に臆病になっている中で、ひょんなことから“恋家(コイハウス)”という恋活シェアハウスに入居し、男女6人の共同生活を送るストーリーが展開される。

主人公のしょう子を演じるのは、乃木坂46から卒業後、数々のドラマや映画にバラエティでも活躍する松村沙友理。“恋家”に入居する男性を演じる曽田陵介と美波とともにインタビューに応じ、撮影現場の様子や恋愛に対する考え方などを語ってもらった――。

  • (左から)曽田陵介、松村沙友理、美波 撮影:蔦野裕

    (左から)曽田陵介、松村沙友理、美波 撮影:蔦野裕

■コミック実写化のプレッシャー

――非常にインパクト強いタイトルのドラマですが、オファーを受けたときのご感想から伺えますでしょうか?

曽田:原作も読ませていただいたのですが、奥手で静かめの役が初めてなんです。自分自身とギャップがありすぎて、僕にできるかなと不安だったんですけど、メインキャストということで、撮影自体は楽しみでした。

美波:僕は実写化した作品に出演することが夢だったので、一つの夢をかなえられた瞬間でもありました。原作の月島圭の役柄は、僕と真反対のキャラクターだったので、原作ファンの方々にどうやったら納得してもらえるか、オファーを受けたときからずっと考えていました。

松村:私が演じるしょう子さんは、結構リアルな“あるある”があって、原作を読ませていただいて、共感できるところがたくさんあったんです。だから、そのリアルさをどこまで表現できるかっていうことが難しいと思ったんですけど、現場は監督さんとか女性のスタッフの方が多かったので、皆さんとたくさん話し合いながら作っていけました。

――やはり原作コミックのある作品の実写化で演じることは、プレッシャーもありますか?

美波:そうですね。自分が演じる上で、どうやったらそのキャラクターになれるか、役作りの部分においても、すごくプレッシャーを感じました。

曽田:原作ファンの方が元々いらっしゃって、そこへの期待がありますからね。でも、ドラマならではの生感というか、芝居だからこそ表現できる部分があるんじゃないかと思うので、そこを出していきつつ、原作のキャラクターを守りつつ演じさせてもらいました。

松村:私は元々2次元が好きなので、原作がある作品を演じることにおいての大切さも分かるんですけど、逆に2次元ファンだったからこそ、あんまり実写とイコールにさせないようにして、重く考えすぎないようにしました。原作のしょう子さんも大切にしながら、私が演じることの意味も考えてやらせていただきました……うーーん! ちゃんと答えられてますか?

――大丈夫ですよ(笑)

■芝居に集中しやすい環境に

――こんな感じで、現場では松村さんがムードメーカーになっている感じですか?

松村:現場では結構しっかりお姉さんなんですけど…

曽田:すごく“座長感”があります。現場も引き締まって、松村さんがいらっしゃると、ちゃんとしようってなりますね。

松村:えー? 絶対ウソですよ! 絶対思ってない(笑)

――ご自身の中で“座長”という意識は?

松村:もう全然、「座長!」という人間ではないので、本当にスタッフや共演者の皆さんに引っ張っていただいたっていう感じです。

曽田:でも本当にすごい明るくて、いつもニコニコされていて、現場がピリつくこともないので、芝居に集中しやすい環境にしてくれます。

美波:そうですね。ちょっと自分が暗い気持ちで現場に入ったときも、松村さんに明るく接していただいて、こっちの気分もすごく明るくなるんです。笑顔が絶えない現場でした。

松村:うれしいですね! 私、普段はあんまりコミュニケーションが取れないタイプでして。でも、メインキャストの6人はルームシェアっていう設定もあって、それぞれお話しできる機会も多かったのかなと思います。

――ルームシェアという設定は、演者さん同士の仲も深まりやすいのですか?

松村:ルームシェアの家での撮影が多くて、岡(宏明)くんが“みんなでお話ししようよ”タイプで本当のムードメーカーなので、よく女子とかと集まってしゃべってたんですけど、今思うと2人とも休み時間に全然いなかった気がする…。どこ行ってたんですか?

曽田:トイレとかね。遠かったから。

美波:そうですね。行くのに30分くらいかかるんで。

松村:ウソだ(笑)。でも仲良しでした。