JR四国は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎が主人公のモデルとなったNHKの連続テレビ小説『らんまん』の放送に合わせ、高知~中村・宿毛間の特急「あしずり」に『らんまん』のメインビジュアルをラッピングし、4月14日から運行開始すると発表した。

  • 連続テレビ小説『らんまん』ラッピング列車のデザイン(JR四国提供)

沿線地域の観光振興に努めるJR四国は、『らんまん』の放送開始を受け、ラッピング列車の運行に加え、ラッピング列車に関連したツアーや駅名標ラッピングなど実施する予定。ラッピング列車運行開始日には高知駅で出発式、佐川駅で駅名標ラッピングのお披露目式も予定している。

ラッピング列車は特急形気動車2000系(2両編成)を使用し、車両外装に神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎のメインビジュアルと番組タイトル、ロゴをデザイン。4月14日以降、9月末頃まで特急「あしずり」で運行予定となっている。ラッピング列車の出発式も予定しており、4月14日13時20~50頃、高知駅1・2番ホームで開催される。ホームへの入場にあたり、入場券や乗車券が必要。駅の混雑状況によってホームへの入場を制限する場合がある。

  • 駅名標ラッピング。制作中のイメージ(JR四国提供)

佐川駅1番のりばにて駅名標ラッピングも実施。「ハナサクサカワ」の文字とともに、蝶ネクタイに丸メガネ姿の陽気な牧野博士が描かれたキービジュアルと、植物採取に用いる胴乱から、佐川に咲くバイカオウレン・ワカキノサクラといった草花が飛び出すロゴをデザインするという。実施期間は2023年4月14日から2024年3月31日まで。駅名標のお披露目式は4月14日14時頃から行われる。

ラッピング列車に関連したツアーとして、日帰りツアー「高知花めぐりツアー 牧野植物園&牧野公園」を4月14日に開催。午前中は牧野植物園のガイド付き散策、お昼はカツオの藁焼き体験を行い、高知駅から『らんまん』ラッピング列車の初列車「あしずり5号」の指定席に乗車できる。旅行代金は大人1万2,000円・こども1万500円。JR四国旅の予約センター、ワープ支店、JR四国ツアーのサイトにて申込みを受け付ける。