J.D. パワー ジャパンは3月16日、「2023年QR コード・バーコード決済サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。同調査は1月中旬、20~69歳の直近3カ月以内にQRコード・バーコード決済サービスを利用した3,000人を対象に、インターネットで実施した。

  • 総合満足度・ロイヤルティ推移

同社では2019年から同調査を行っているが、5年目を迎える今回は、総合満足度、ロイヤルティ(継続意向、増額意向、推奨意向)ともに過去最高を更新した。

「決済手続き/管理」「キャンペーン/ポイントサービス」「利用できる店舗・ウェブサイト」「セキュリティ/不正利用防止対策」「アプリのアカウント設定」の全ファクターで、2021年調査以降、最も高いスコアとなっている。

ロイヤルティを測定する3項目(継続意向、増額意向、推奨意向)のうち、継続意向については、「非常にそう思う」が前回より4ポイント増え54%となった。「ややそう思う」(43%)と合計すると97%となり、非常に高い継続意向が確認されている。

セキュリティに対する安心感について聞くと、「キャッシュレス決済はセキュリティ面で安心だ」とする回答は前年調査(2022年3月発表)より7ポイント増加し、QRコード・バーコード決済利用時の「本人認証による安心感が高い」とする回答も8ポイント増加した。

  • セキュリティに対する安心感

同社では、QRコード・バーコード決済サービスの顧客満足度ランキングも発表。1位は、2年連続で「PayPay」(660ポイント)となった。「決済手続き/管理」「キャンペーン/ポイントサービス」「利用できる店舗・ウェブサイト」で最高評価を得ている。

2位は、「セキュリティ/不正利用防止対策」ファクターで最高評価を得た「d払い」(636ポイント)、3位は「au PAY」「楽天ペイ」(各633ポイント)が同率でランクインした。

  • QRコード・バーコード決済サービスの顧客満足度ランキング