スーパー戦隊シリーズの47作目にあたる『王様戦隊キングオージャー』が放送スタートし、初回からTwitterトレンドで世界・日本ともに1位を獲得するなど大きな話題を呼んでいる。マイナビニュースでは、人々の幸せを守るため剣をふるって戦う5人の「王様」たちの単独インタビューを敢行。今回は、守護神が宿る最強国シュゴッダムの“自称”王様であるクワガタオージャー/ギラを演じる酒井大成にご登場していただいた。

  • 酒井大成(さかい・たいせい)1998年生まれ。福岡県出身。2021年末から2022年にかけて行われた「レプロ30周年主役オーディション」に合格し、芸能界入り。FUNKY MONKEY BΛBY'S「ROUTE16」ミュージックビデオや、BSテレ東で放送のテレビドラマ『親友は悪女』(2023年)などに出演。 撮影:大塚素久(SYASYA)

主要人物である5人のうち、正統な王様でないのはギラひとりなのだが、なぜかクワガタオージャーに「王鎧武装」することができる、謎の多い男。しかし心優しい彼が、子どもたちをはじめシュゴッダムの民のことを真剣に考え、邪悪な存在から守ろうとしているのは間違いないようだ。正義感に溢れていながら、口調がなぜか「悪役」風というユニークなギラを、フレッシュな持ち味が魅力の酒井がどのように演じあげていくのか、強い意気込みと見どころを訊いた。

――『王様戦隊キングオージャー』のクワガタオージャー/ギラ役のオーディションを受けたときのことを詳しく聞かせてください。

大勢のスタッフさんに囲まれ、10名以上の俳優が集まってオーディションを受けていましたが、そのときは緊張でガチガチになっていました。でも審査が始まると、意外とくだけた雰囲気になって「自炊は何をしてるの?」みたいな日常的な質問が飛び交って、いい意味でリラックスして臨むことができました。僕と一緒にオーディションを受けていた方たちはみんなカッコよくて、身長が高くて、お芝居が上手で……。まさか自分が合格するなんて…!という思いでした。

――オーディションではヒーローアピールのため、酒井さんならではの「得意技」を披露されたりしたのでしょうか。

それが、まったく何もしていなくて、ただ自然体でそこにいた感じでした。そういうナチュラルな空気がギラの設定に合致したのかなと、自分なりに思っています。

――子どものころ、スーパー戦隊シリーズをテレビでご覧になっていたことはありますか。好きな戦隊がいたら教えてください。

『爆竜戦隊アバレンジャー』(2003年)がカッコよくて大好きで、兄弟といっしょにテレビに食い入るように見ていました。『アバレンジャー』から『キングオージャー』まで20年という歳月があり、その間ずっとシリーズが続いているのは本当にすごいことだと思います。僕が子どものころ憧れていた気持ちや、ワクワクする思いを、こんどは僕たちが今の子どもたちに届けられたらいいなと思っています。

――5人の王様はみな「剣」を構えていらっしゃいますが、おそらく剣を使った激しい立ち回りなども観られるのではないかと思います。アクションについての意気込みを聞かせてください。

アクションの経験は演技ワークショップなどを通じて少しありましたが、現場でアクション部の方々の動きを見ていたら、すごすぎて度肝を抜かれました。それほど自信があるわけではありませんが、とにかく必死に喰らいついていこうと心を燃やしています。なんといっても、アクションのプロフェッショナルの方たちの姿を間近で見て、教えていただけるわけですから、とてもありがたい環境だなと思って取り組んでいます。

――ギラという人物を演じるにあたり、ご自身と似ているところ、または似ていないところはどこでしょうか。

ギラは「馬鹿正直」と言われるくらいまっすぐな性格で、そういうところは自分に似ているような気がしています。ただ、ギラの場合は内面の思いを隠すことができず、感情としてあふれ出すことが多いんです。でも僕は、感情を飲み込んでしまい、表に出すのが得意ではないので、違いといえばそこですね。お芝居をしていく中で完全にギラになれるよう、リアクションの仕方や表情の作り方を普段の2倍くらいにデフォルメしていこうと、意識をしています。