俳優の神木隆之介が主演を務める、映画『大名倒産』(6月23日公開)の本予告が7日、公開された。

映画『大名倒産』

映画『大名倒産』

同作はベストセラー作家・浅田次郎による傑作時代小説の映画化作。江戸時代、ある若者が、ひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があった。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に巻き起こる、笑いと涙の傑作エンターテインメントとなる。

この度解禁された本予告では、庶民からいきなり若殿(プリンス)になった小四郎(神木)が、実は藩に100億の借金があり、返済できなければ自分が切腹させられることを知らされ「ええ~!?」と驚愕する様子が映し出される。そんな中、先代の殿であり実の父でもある一狐斎(佐藤浩市)から藩を任された小四郎は、借金返済大作戦を開始する。幼馴染のさよ(杉咲花)や家来の平八郎(浅野忠信)らと共に、リサイクルやシェアハウスなど、現代社会にも通じる究極の節約術で藩の財政にテコを入れる。

一方その裏では、一狐斎が何やら怪しげな密会に参加し、小四郎に藩を任せたはずが「あやつは倅(せがれ)ではない、捨て石にすぎん」と言い放つ。絶体絶命のピンチに見舞われながらも、諦めずに藩を救おうとする小四郎を神木が表情豊かに演じ、また彼を支える個性的で愉快な仲間たちを、豪華俳優陣がコミカルに演じる。主題歌・GReeeeNの「WONDERFUL」も彼らの奮闘を応援するような爽快感あふれる楽曲で、テンションMAXの予告編となった。

同じく解禁となった本ビジュアルでは神木隆之介をはじめ、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、小日向文代、宮崎あおい、浅野忠信、佐藤浩市ら豪華キャストが宝船に乗り込み、小判の海をかき分けて進む様子が描かれた。

GReeeeN コメント

ラストサムライならぬ、ファーストサムライ。
ファーストペンギンならぬ、ファーストサムライ。
誰かと進むために1歩踏み出す「1人目になる勇気」を
さらに、そのバトンを繋ぐ「2人目を信じる気持ち」を
そんな想いをこの『WONDERFUL』という曲に込めました。

悲しいことが起きてしまう世界で生きていくため、
誰が最初に1ニョッキするか。

不思議で、素敵で、素晴らしい地球という星に生まれた僕ら共同体、
ワンダフルな世界線を!!!!

監督・前田哲 コメント

主人公の小四郎が若きリーダーとして奔走する姿になぞらえて、
主題歌は日本の未来を担う若者へのエールにしたいと思っていました。
社会は変えられない、なんて思っていたら、変えられない。
社会を変えるんだ、変えていくんだ。周りの小さなことから、少しづつでもいいから。
そんな想いを込めてGReeeeNさんに主題歌をお願いしました。
素晴らしい楽曲のおかげで、撮影ではキャストの皆さん、楽しそうにハッピーな気持ちでノリノリで踊ってくれました!

プロデューサー・石塚慶生 コメント

「愛唄」「キセキ」「遥か」などデビュー以来数々のヒット曲を生み出されてきたGReeeeNさん。僕たちはこれらの曲から愛と勇気、未来への希望をもらってきました。そして今回、映画『大名倒産』を独特な歌詞と軽やかなメロディで解釈していただいたのが主題歌「WONDERFUL」です。
一人一人が自分の周りの世界を変えるために少しずつ動き出していく。地球上でたった一人の私たちに届けられた素敵なメッセージだと思っています。そして、この歌はGReeeeNさんの「新たな代表曲」になる予感がビシビシしています!ぜひ映画館でワンダフルな体験を!!

原作・浅田次郎 コメント

私の書いた夢物語が、こんなにも楽しい映画に生まれ変わるとは。
笑いは癒します。笑いは救います。貧乏も借金も笑い飛ばして、読者来福、観客来福。
読めば福来たる。観れば福来たる。

(C) 2023映画『大名倒産』製作委員会