結婚生活に悩みを抱える男性たちの間で、「ハズレ妻」という言葉が使われることがあります。

ご存じの通り、「ハズレ(外れ)」とは、狙ったものに当たらないことや、期待通りにならないこと、一定の範囲から外に出ていることなどを指す言葉です。配偶者をハズレ呼ばわりするのは失礼な気もしますが、「結婚してみたら、自分の理想や期待と違った」ということを表しているのでしょう。

では実際にはどんな人がハズレ妻とされているのでしょうか。本記事では、ハズレ妻の特徴について解説します。また、そもそも「結婚は人生の墓場だ」とネガティブに思ってしまう理由や、「結婚は人生の墓場だ」の本当の意味についても紹介。幸せな家庭を築きたい男性は、ぜひ参考にしてみてください。

  • ハズレ妻とは

    いわゆるハズレ妻の特徴や、結婚に対してマイナスイメージを持ってしまう理由を解説します

ハズレ妻の特徴とは

幸せな未来を夢見ていたはずが、結婚した後に苦労が絶えない…。そんなことがないよう、結婚する前に相手の本質をしっかり見抜くのが、後悔しない結婚生活を送るポイントと言ってもいいでしょう。

ここでは、結婚しなければよかったと思ってしまう、いわゆるハズレ妻の特徴を解説します。

浪費家

2人のお金なのに、わが物顔で使ってしまう女性は、残念ながらハズレ妻といえるでしょう。

ブランド物の購入やギャンブル、推し活など、自分のお金で趣味を楽しむ分にはよいのですが、家族の生活費や、子供や将来のために2人で貯めておいたお金などを、相談なく勝手に使うことは問題です。

気付かないうちにお金を使われてしまい、実は家計が火の車になっている、なんてこともあるかもしれません。

肩書やステータスを重視する

男性の肩書やステータスを重視し過ぎる女性も、ハズレ妻の傾向があります。プライドが高い女性に多く、ステータスの高い男性と結婚した自分に酔いしれている可能性が高いのです。

男性の中身を見ていないため、結婚しても妻から愛されている実感を得られずに、寂しい気持ちになるかもしれません。

感情の起伏が激しく、すぐ泣いたり怒ったりする

感情の起伏が激しいという点も、ハズレ妻の特徴として挙げられるでしょう。少し意見を言うだけですぐ泣いたり、怒ったりするため、男性が気疲れしがちです。

常にイライラしている女性の場合、一緒にいてもずっと気を遣わねばならず、家でゆっくりできない可能性が考えられます。

夫婦できちんと向き合わなければいけない話をしていたとしても、途中で女性が感情的になって、話し合いが進まなくなる場合もあるでしょう。本音で話ができなくなってしまい、結婚生活が破綻する原因につながります。

恨みを引きずったり、嫌みを言ったりと粘着質

ささいなけんかの恨みをずっと引きずっていたり、ネチネチと嫌みを言い続けたりする女性もハズレ妻の傾向があります。

「あのとき、あなたは私にこう言ったよね」など、しつこいくらい何度も同じ内容を引き合いに出してくる女性には注意しましょう。粘着質の高いタイプは、何気ない一言でもしっかり覚えています。

もちろん男性側が悪いことをしたり言ったりした場合、それは反省すべきですが、改心したのにいつまでも責め続けられると、気がめいってしまうでしょう。

夫や子供に対して冷たい

温かく愛のあふれる家庭を理想とする人は多いはずですが、夫や子供に冷たい女性も、世の中にはいます。

夫や子供に対して冷たい女性は、自己中心的なタイプに多いでしょう。常に自分が一番で、思いやりに乏しいため、同じ空間にいる夫や子供に冷たく当たります。

また、家事や育児を分担せずにすべて夫に押しつけて、自分だけが一人で気ままに過ごす妻には、不公平感を募らせてしまうでしょう。

自分の両親や兄弟と仲が良過ぎる

両親や兄弟のいる実家へ頻繁に帰ったり、会う頻度が多過ぎたりする人は、ハズレ妻の可能性を秘めていると言えるでしょう。

家族と仲が良いのはすてきなことですが、仲が良過ぎるあまり、夫より両親や兄弟の意見を尊重しがちなケースがあるかもしれません。また、どこへ出掛けるにも何をするにも妻の家族が一緒となれば、当然ですが夫は気疲れしてしまいます。

両親や兄弟と仲が良過ぎると、夫婦の問題に家族が介入してくるなど、男性側が窮屈に感じる場面も増えてしまうでしょう。

ハズレ妻じゃなくても「結婚は人生の墓場だ」と思ってしまう理由

  • 結婚は人生の墓場?

    そもそも結婚に対してマイナスイメージを持つ人は、なぜそう思うのでしょう?

さて、いわゆるハズレ妻ではなく、誰と結婚したとしても「結婚は人生の墓場だ」とネガティブに思ってしまう男性もいるようです。幸せなはずの結婚生活にマイナスイメージを持ってしまう理由、不満について解説します。

お金を自由に使えないストレス

結婚を機に、財布を一緒にする夫婦は多く見られます。女性が家計を管理するとなれば、男性はお小遣い制になるケースがあり、お金を自由に使えないストレスを感じやすいでしょう。

独身時代は自分の趣味や好きなことに給料をつぎ込んでいた人は特に、結婚は人生の墓場だと思ってしまうかもしれません。

しかしお小遣い制は、少ない予算の中でどうやりくりするかを考えられる力が身に付くため、お金の使い方がうまくなるというメリットもあります。一緒に旅行するなど、夫婦で目標を立てて貯めたお金を使って、たまに息抜きするのもおすすめです。

自分の時間が無くなる

結婚すると2人で生活を始めるわけですから、当然ながら自分の時間が無くなる、または少なくなります。特に子供がいれば、自分の時間を家族と共有する機会がさらに増えるでしょう。

自分の時間を大切にしている人にとっては、これもストレスを感じる原因になります。人によっては、自分の時間が欲しいとなかなか言い出せず、結婚は人生の墓場だと思ってしまうのでしょう。

しかしながら、夫婦の時間、子供との時間などを通し、一人では経験できない喜びや感動を得られるのも、結婚の魅力と考えることもできます。それでも一人での息抜きの時間が必要な場合は、パートナーと話し合って、お互い協力しながら自分の時間を確保するといいでしょう。

責任に押しつぶされそう

今は共働きの世帯が多いとはいえ、「結婚したら自分が一家の大黒柱にならなければ」と責任を感じる男性もいるでしょう。家族を養うために嫌なことがあっても歯を食いしばって働き、子供がいれば自立できるようになるまで全身全霊で育てなければと思っているかもしれません。

家族を守らなければいけないという重圧に押しつぶされて、結婚が墓場だと感じてしまうのです。

不安に感じてしまう部分もあるかもしれませんが、結婚はお互いを支え合っていくもの。責任を一身に背負うのではなく、夫婦で協力し合っていくことが大切だと考えましょう。

安らぎを感じられない

結婚すると、常に家族と生活ペースを合わせる必要があるため、安らぎがないと感じる場合があるでしょう。

特に子供がいれば、例えば独身のときのように昼まで寝る機会は減ってしまうでしょう。どんなに疲れていたり忙しかったりしても、「一緒に遊ぼー!」といつまでもついて回ってくることもあります。

たまにはゆっくりしたいと思うかもしれませんが、子供の成長はあっという間です。その瞬間しかない家族の時間を楽しめるのも、結婚の良さと言えます。

自由に恋愛ができない

結婚すると、当然ですがほかの人と恋愛はできません。そのため、もっと恋愛をいっぱいしておけばよかったと後悔する男性もいるわけです。

妻といつまでも恋人のような関係でいられるといいのかもしれませんが、一般的には、一緒に過ごす時間が長いほどドキドキ感は減ってしまうものです。

恋愛のようなときめきはなくても、信頼し合える関係を築き上げられるよう、お互いを尊重していくのが大切ですね。

「結婚は人生の墓場」の本当の意味と由来とは?

ここまで、結婚したら後悔してしまうハズレ妻の特徴や、そもそも結婚自体をネガティブなものと考える男性の心理について説明してきました。

「結婚は人生の墓場」という言葉は、結婚すると特に男性側がさまざまな制限を受けて窮屈に感じるため、墓場に入っているも同然という意味で、マイナスなイメージの言葉として広まっています。

しかし「結婚は人生の墓場」は、もともとはフランスの詩人シャルル=ピエール・ボードレールが残した格言で、実は良い意味を持っています。本来の意味は「自由な恋愛をするのではなく、墓のある教会で、愛するたった一人の人と結婚しなさい」といったものなのです。

悲観的なイメージは誤訳から来たものといわれており、本当はたった一人を愛し、一生を添い遂げていくことを誓おうという、幸せな結婚観を表しています。

人生の伴侶を選ぶときは、その人の本質をしっかりと見極めて

結婚してから「ハズレ妻だった…」と思わないためには、相手に幻想を抱くのではなく、その人の性格をしっかり見極め、自分にマッチするかを確認することが大切です。

またハズレ妻であろうがなかろうが、結婚自体をネガティブなものと感じる男性もいるようですが、考え方次第でその不安は払しょくできるかもしれません。

確かに大変なときもありますが、それと同時に幸せを感じられる場面もあるのが結婚です。「結婚は人生の墓場」の本来の意味のように、一緒にいて安心できるような、唯一の愛する相手を見つけ、心やすらぐ結婚生活を送れるといいですね。