JR九州は1日、「SL人吉」の50系客車を使用する2つのツアーを発表した。都城駅から門司駅まで運行された「2122列車」をイメージしたツアー(4月1日出発・0泊2日)、京都駅から熊本駅まで筑豊本線経由で運行した夜行急行「天草」をイメージしたツアー(4月2日出発・日帰り)を実施する。両ツアーとも、申込みはJR九州トラベルデスクのSTORES予約にて、3月2日9時30分から受け付ける。

  • 「SL人吉」の50系客車をディーゼル機関車が牽引するツアーを開催

夜行列車のツアー第2弾として行われる「2122列車」をイメージしたツアー「追憶の客車夜行『2122列車』の旅路」は、4月1日の23時58分頃に熊本駅を発車し、大牟田駅を1時9分頃着・2時0分頃発、鳥栖駅を2時36分頃着・4時42分頃発、門司港駅に8時6分頃に着く行程で運行される。門司港駅到着後、解散となる。

「SL人吉」の50系客車を使用し、ディーゼル機関車の牽引で熊本駅から門司港駅まで夜行運転。陣原駅から門司駅まで鹿児島本線旧線(現・貨物線)を特別に運行し、北九州貨物ターミナル駅に約20分停車する。大牟田駅と鳥栖駅でホームから列車の撮影を行える時間が設けられ、大牟田駅から鳥栖駅まで夜行運転ならではのノンストップ運転を実施する。

当日の運転士用時刻表レプリカや車掌用時刻表レプリカなど、JR九州オリジナルグッズを販売(一部数量限定商品は抽選)するほか、このツアーのオリジナルグッズ(キーホルダー・ハンドタオル)のプレゼントも。旅行代金は、4名BOXシート(1~4名定員)が1BOXあたり4万円、2名シート・進行方向席(1~2名定員)が1シートあたり2万2,000円、2名シート・進行方向逆席(1~2名定員)が1シートあたり1万9,000円となる。

  • 「SL人吉」客車の車内(JR九州提供)

夜行急行「天草」をイメージしたツアー「貨物線も特別走行! SL人吉の客車で行く! 客車急行『天草』の旅」は、4月2日の10時41分頃に門司港駅を発車し、折尾駅を11時30分頃着・11時40分頃発、鳥栖駅を13時31分頃着・14時0分頃発、熊本駅に15時38分頃に着く行程で運行される。熊本駅到着後、解散となる。

このツアーも「SL人吉」の50系客車を使用し、ディーゼル機関車の牽引で門司港駅から熊本駅まで特別運転。門司~陣原間は鹿児島本線旧線(現・貨物線)を特別運行し、後方の機関車を連結しないため、展望台デッキからの景色も楽しめる。折尾駅からは筑豊本線経由で運行される。

当日の運転士用時刻表レプリカや車掌用時刻表レプリカなど、JR九州オリジナルグッズを販売(一部数量限定商品は抽選)するほか、このツアーのオリジナルキーホルダーや、急行「天草」にちなみ、特急「A列車で行こう」(熊本~三角間を運行)の車内販売グッズ(コースター)のプレゼントも用意する。旅行代金は、4名BOXシート(1~4名定員)が1BOXあたり3万6,000円、2名シート・進行方向席(1~2名定員)が1シートあたり2万円、2名シート・進行方向逆席(1~2名定員)が1シートあたり1万7,000円となる。