4月期のTBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(毎週金曜22:00~)に井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)が出演することが26日、発表された。

  • 井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎

本作は、同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルのヒューマンエンターテインメント。

この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍する主人公のカリスマ美容師・萱島直哉(かやしま・なおや)役を山田裕貴、正義感溢れる消防士・白浜優斗(しらはま・ゆうと)役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝(はたの・さえ)役を上白石萌歌が演じることを発表されているが、このたび井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)の出演が決定した。

井之脇は、2008年に公開された映画『トウキョウソナタ』で第82回キネマ旬報ベスト・テンの新人男優賞を受賞して注目を集めると、その後数多くのドラマや映画に出演。これまでに『義母と娘のブルース』シリーズ(2018年、2020年、2022年)や『俺の家の話』(2021年)、『クロサギ』(2022年)などTBSドラマにも多数出演している。本作で演じるのは、日本随一の有名大学の大学院農学部・生命科学科で研究する大学院生・加藤祥大(かとう・しょうだい)。一見、温和で穏やかに見えるが、実は気難しくて友達が少なく、ひとりの時間を好む人物。そんな彼がこの極限の状況下で今まで関わることのなかった人々と生活を共にすることで、心情や周囲との関わり方に変化が起きていく。

2018年のデビュー以降、映画やドラマ、舞台など数々の話題作に出演している古川。映画『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)ではゴスロリ少女役を好演、『この恋あたためますか』(2020年)では中国人アルバイト役を演じ、また、ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いた短編集『偶然と想像』(2021年)では、3編のうち1編で主演を務めた。そして、昨年主演を務めた特集ドラマ『アイドル』(NHK)では戦時下のアイドル役を演じるなど、幅広い役柄をこなす若手実力派女優のひとりだ。そんな古川が本作で演じるのは、ネイリスト・渡部玲奈(わたべ・れな)。欲しい物を手に入れるためには手段を選ばず、他者を犠牲にすることもある徹底的な個人主義で、この状況の中でも自分本位なわがままな振る舞いで和を乱してしまう。そんな彼女にも過去にまつわるコンプレックスがあり・・・。

そして、アイドルグループ・なにわ男子のメンバーとして活躍中で、今作がGP帯の連続ドラマ初出演となる藤原は、ゲームやイラスト、漫画などのポップカルチャーを学ぶ専門学校に通う明るく口達者な関西人・米澤大地(よねざわ・だいち)を演じる。この状況下でも、どこか陽気で能天気で好きなラノベやコミックの設定を次々と披露し、さまざまな仮説を立てては皆を混乱させる困った一面があるが、そのポジティブな明るさで皆の心を和ませる乗客イチの愛されキャラとなる。

■井之脇海

僕は生命科学の研究をしている大学院生・加藤祥大を演じます。人と関わるのが少し苦手な彼が、この極限状態の中で、どう他人と関わり、どう自分の知識を役に立てていくのか演じるのが楽しみです。
生きるために赤の他人と手を取り合い困難に立ち向かう姿に、心を揺さぶられ、それと同時にもし自分がこの環境におかれたときに、彼らのような行動がとれるのか、とても考えさせられました。
登場人物たちが、不器用だけど一生懸命に、人とつながっていく様子に、ハッとさせられる瞬間がたくさんあるドラマになると思います。もしも自分だったらどう行動するだろうか、そんなことを考えながら皆様に見ていただけたらうれしいです。

■古川琴音

脚本を読んでみて、自分一人じゃ生きていけないと分かったとき、人のありがたさと同時に自分の個性に気づくのかもしれないと思いました。“当たり前”の正体って、一体何なのだろうと考えるきっかけになりました。
私が演じる渡部玲奈は奇抜なファッションや非常識な言動が目立つ人物です。そんな彼女の特徴を単なるキャラクター要素ではなく彼女のこだわりや考え方が見えるように大胆に、繊細に演じていきたいと思います。
この作品の見どころは圧倒的キャラクターの多様性。共感できるキャラクターがいることは勿論、身の回りの人に重ねてみたり、現実では関わることのなかった人たちのことを想像しながらお楽しみいただけたらと思います。

■藤原丈一郎(なにわ男子)

台本を初めて読んだとき、非現実的な展開に、「次は何が起こるのか?」という楽しみな気持ちになり、“当たり前が当たり前じゃなくなる”そういった恐怖心や人との繋がりを改めて考えさせられる作品だなと感じました。演じる米澤大地は、関西人の専門学生でいつも明るくて周りを楽しませる人物。ゲーム好きの陽気なキャラクターなので、物語が進むごとに必要不可欠な役になれるよう頑張ります! また撮影期間中は、共演者の皆さまからたくさん学ばせていただき、役と一緒に僕自身も成長していきたいと思っています。
予測不能なストーリー展開や登場人物の信頼関係など・・・たくさんのメッセージが詰め込まれている作品なので、そういった部分を視聴者の皆さまに多く感じていただきたいです。

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