女優の芳根京子とアイドルグループ・ジャニーズWESTの重岡大毅がこのほど、日本テレビ系ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(4月スタート、毎週水曜22:00~)のクランクインを迎えた。

  • 芳根京子(左)と重岡大毅=日本テレビ提供

奥乃桜子氏の『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(集英社オレンジ文庫)をドラマ化する今作で芳根が演じるのは、飲料メーカー・月夜野ドリンクで、開発中の飲料に関する重要な特許がライバル会社に奪われる事件が発生し、情報漏洩の疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季。調査のために親会社からやってきた知的財産のプロであるエリート上司・北脇雅美(重岡)とともに、その特許を取り戻すために奮闘する。

真冬の寒さから一転、日中春のような温かさの中、スタッフから「4月期水曜ドラマ『それってパクリじゃないですか?』、クランクインです。よろしくお願いします!」と声がかかり、拍手で出演者が迎えられて撮影がスタート。

最初のシーンとなったのは、とあるカフェで亜季と北脇が居合わせる場面。芳根、重岡がともに信頼を寄せる中島悟監督が緊張感ある撮影を引っ張る中、監督からカットの声がかかると、打って変わって和やかな雰囲気に。「本番より声が出てるぞー」という監督に対し、「すいませーん!」という芳根の張りのある声が飛び交うなど、チームワークの良さを感じさせる初日となった。

この日の撮影を終えた芳根は「出演者のみなさんで一度本読みをしてからINを迎えられたのでちょっとホッとしました。明るく素敵なチームになりそうだなという“予感”ではなく、“確信”をもって始められてよかったです! 今後スタジオセットを見るのも楽しみです」と安堵の表情で初日を振り返ると、重岡も「みなさん笑顔で空気感もすごくいいですね。猫ちゃんもいるし、2人一緒にクランクインができて、僕はセリフがないシーンだったんですが、やっている感は出しておきました(笑)。今後は、パンチの効いた魅力的な出演者が続々と出てくるので、ぜひ楽しみにしていてください」と、期待を語った。

また、撮影期間中のルーティンについて聞かれると、重岡は「僕は元気に起きるですね!」とコメント。一方、芳根が「できる限り自分でおにぎりを作って朝ごはんに持ってきています。ここ3~4年毎日やっていて、こだわりは、のりなし・具材は中に入れない・梅干しを混ぜて作ることですね」と明かすと、「じゃあ、みんなの分もいっぱい握ってきてください!」とすかさず重岡がツッコミを入れるなど、名コンビぶりを見せた。

最後に視聴者へのメッセージを聞かれると、芳根は「水曜の夜はちょっと現実を忘れて、純粋にこの作品を楽しんで観てもらえたらと思うので私たちも楽しみながら頑張りたいと思います」と抱負。重岡は「『知財っていう言葉は最初に聞いたときはすごく難しいと思うかもしれないですが、このドラマを観ていると、お仕事ドラマとしてたくさん笑って面白いと思っていただけて、気づいたときには“知財”ってこういうことなんだってわかる作品になることを目指します』と脚本の丑尾(健太郎)さんがおっしゃっていたのですが、本当にその通りだなって思います。春にぴったりの新生活に元気になるような水曜日になればと思います」と意気込んだ。