IWは2月21日、「推し活市場調査」の結果を発表した。調査は2022年11月29日~2023年1月8日、年齢問わず、全国の推し活好きな男女300名(うち97.7%が女性)を対象にインターネットで行われた。

  • 推し活として普段行っていることは?

    推し活として普段行っていることは?

普段「推し活」として行なっていることを教えてもらったところ、「ライブや舞台を見に行く」(90.1%)が1位に。次いで「推しのDVDや配信映像を鑑賞する」(84.5%)、「グッズを買う」(84.0%)と続いたほか、「SNSで推しの魅力を語る」(75%)、「推しを他人に布教する」(約62%)など、他の人に自分の推しを布教、発信することも大事な「推し活」になっているよう。

  • センイル広告について

    センイル広告について

次に、推し活の一つである「センイル広告」について調査したところ、99%が「センイル広告という言葉/文化を知っている」と回答した。「センイル広告」とは、元々は韓国での応援文化で、推しの誕生日や記念日に地下鉄やバス停などに広告を出したり、カフェで推しのカップホルダーを配布するなどの応援手法の一つ。

また、「実際にセンイル広告を出したことがある」人は42%。今は、個人でも比較的出しやすい「SNS広告」などもあるからか、意外にも4割を超える結果に。自らの企画にどのくらい出資したのかを教えてもらったところ、「50,001円~100,000円以下」が最も多く22%。次いで「50,000円以下」「30,000円以下」(ともに14.3%)が続き、10万円以下というケースが多いよう。そんな中、「100万円以上」の高額出資している人が1割近くいることも明らかに。

一方、「他の人が企画したセンイル広告に出資/参加したことがある」という人は54%。その出資金額は、「3,000円以下」(23.8%)、「5,000円以下」(21.9%)、「10,000円以下」(18.1%)など、比較的低価格であることがわかった。

  • 人気推しアイドルTOP3「女性K-POPアイドル」「男性K-POPアイドル」

    人気推しアイドルTOP3「女性K-POPアイドル」「男性K-POPアイドル」

次に、「皆さんの推しは誰ですか?」と質問したところ、女性K-POPアイドルのTOP3は、1位「TWICE」(25人)、2位「Kep1er」(5人)、3位「aespa」「BLACKPINK」「Cherry Bullet」「ILY:1」「MAMAMOO」「STAY C」(いずれも2人)と、TWICEの圧倒的な人気を証明する結果に。一方、男性K-POPアイドルでは、「BTS」(31人)がダントツの1位に。次いで2位「SEVENTEEN」(14%)、3位「ENHYPEN」「NCTグループ」(ともに13人)と続いた。

  • 「推しランキング」韓国編/日本人アーティスト編

    「推しランキング」韓国編/日本人アーティスト編

「推しランキング」の韓国俳優編では、今年7年ぶりの来日を果たした「キム・スヒョン」が1位に。続く2位は、日本でも多くのセンイル広告が出されている「パク・ソジュン」、3位には、韓国俳優界いちのベビーフェイス「チョン・ヘイン」と、俳優のみならず歌手としても活躍している「ソ・イングク」が同率でランクイン。

一方、日本人アーティスト編では、オーディション番組から誕生した「BE:FIRST」が1位に。続く2位は、昨年の日本レコード大賞で新人賞を受賞した「INI」、3位には、ともにオーディション番組から誕生した「JO1」と「Nizi U」、加えて「円神」が同率でランクインした。