アットホームは1月26日、「Z世代のライフスタイル」に関する調結果を発表した。調査は2022年11月18日~21日、賃貸物件で現在一人暮らしをしている17~26歳のZ世代男女400名(男性126名、女性272名)を対象にインターネットで行われた。

  • ライフスタイルや価値観に関する考え方

    ライフスタイルや価値観に関する考え方

ライフスタイルや価値観に関する複数の項目について、それぞれを5段階で聞いたところ、「タイムパフォーマンス(タイパ)や効率性は重要だ」「流行のものよりも自分がいいと思ったものを優先したい」「ものを買う時、コスパ(質に対する価格の安さ)を重視する」について、約7割が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答し、時間やお金などのコストに対するシビアな考え方が読み取れた。

また、情報を収集する際に利用するものを教えてもらったところ、「GoogleやYahoo!などの検索サイト」(84.3%)が突出して高く、次いで「Twitter」(66.5%)、「YouTube」(64.5%)、「Instagram」(63.8%)が6割台で続く結果に。さらに、その中で最も信頼するものを聞くと、やはり「GoogleやYahoo!などの検索サイト」(70.9%)がダントツの1位となったが、SNSの中では「Instagram」(15.2%)が最多となった。

  • Z世代の推し活について

    Z世代の推し活について

次に、一人暮らしのZ世代の部屋にあるもの・ないものを調べたところ、約2割が「テレビ」を持っていないことが判明。また、26.3%が「掃除機」を持っておらず、粘着式クリーナーやモップ等で代用しているよう。一方、「電気ケトル」については7割近く(68.8%)が持っていることがわかった。

また、一人暮らしのZ世代のうち、約半数が「推し活・オタ活」(49.8%)をしており、そのうち約4割が、部屋の中に「推しに関するスペースを持っている」(41.2%)ことが判明。その広さを教えてもらったところ、半数近くが「4m2以上」であることがわかった。

  • Z世代が求める住まい

    Z世代が求める住まい

次に、住まいの価値観について質問したところ、8割超が「隣人とはできるだけ顔を合わせたくない」(81.3%)と回答。また、6割以上が「ライフステージに応じて違った場所に住みたい」(64.3%)と回答し、転職・結婚などに合わせて住まいを変えたいと考えていることが明らかに。

そこで、重視する住まいの条件を教えてもらったところ、「間取り・広さ」(48.3%)よりも「通勤・通学に便利」(51.5%)の方が多く、時間を有効に使いたいというZ世代の特徴が表れる結果に。また、設備については「独立洗面台」(37.5%)、「モニタ付インターホン」(33.8%)、「インターネット無料」(33.0%)が上位となった。