東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『三千円の使いかた』(毎週土曜23:40〜)で本木きなり役を演じる高田里穂が、4日に放送される第5話の見どころや、自身の「お金との付き合いかた」を語った。

  • 高田里穂 =東海テレビ提供

――きなりという役について教えて下さい。

フリーランスのライターとして仕事をバリバリこなして、一人で海外へ行ったりするアグレッシブさもある。その一方で、安生のような男性に対しても母性を持って愛情を捧ぐことのできる女性。それがきなりなんですね。最初に台本を読んだときに、すごく気持ちのいい子だな、心が「斜め45度の角度で上を向いている」、前向きな子だなと感じました。私自身も仕事には前向きに取り組みたいし、大切な人には愛情を注ぎたいと思っています。だからきなりを演じる際も役を構築するというより、自分の中にある「きなりの部分」を引き出すよう心がけました。

――高田さんご自身も安生のような男性に心惹かれる?

ウーン、私だったら安生さんのような男性はちょっと無理かも(笑)。どちらかというと尊敬できるような人、「この人のようになりたい」と思えるような人に心惹かれますね。そういう意味では、むしろきなりに惹かれています(笑)。ただ、安生さん自身はとても愛情深いし、他者の生き方を否定することはないと思うんです。「自分はこういう生き方しかできない」と割り切っているし。そんな安生さんだからこそ、誰とでも分け隔てなく接することができるのかなって思いますね。

――「お金との付き合いかた」は、誰に似ていますか?

以前は貯金が苦手なタイプだったのですが、今回の脚本を読んでお金に対する意識が少し変わりました。たとえば第1話に出てきた「100円貯金」を、私も始めています。それと以前から行っているのは、アプリによる割引の活用、「ポイ活」ですね。商品を購入した際は、アプリを使ってお店のポイントやクーポンなどをもらうようにしています。貯蓄に目覚めたという意味では美帆っぽい部分もあるし、ポイントを活用しているという意味では真帆っぽくもあります。

――第5話の見どころを教えて下さい。

第5話では安生さんが「やらかしちゃう」わけですが、それまで愛情を持って安生さんに接してきたきなりの感情が振り切れる、私自身も今回のドラマで一番印象深いシーンがあります。ぜひ楽しみにしていてください。そしてこのドラマはお金との付き合いかたが学べるだけでなく、いろいろな生き方や価値観にも触れられる点も魅力の一つ。毎回「あ、こういう考え方もあるのか」と視野を広げてもらっていて、 そういう意味でも「お得」なドラマだと思います。