元横綱・白鵬の宮城野親方が28日、東京・両国国技館で「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」を行った。

  • 「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」開催

2021年秋場所後に引退した元横綱・白鵬の宮城野親方。断髪式では約300人がはさみを入れ、相撲関係者や、最後の取組の相手にもなった長男・真羽人くん、母、また、国歌独唱を務めたGACKTをはじめ、多くの著名人も参加した。止めばさみを入れたのは、師匠だった間垣親方(元幕内・竹葉山)。まげとの別れに、宮城野親方は涙を見せた。

その後、家族から花束贈呈が行われ、さらに三女・真結羽ちゃんが「お父様、現役生活お疲れ様でございました。お父様の最期のお相撲のことははっきり覚えています。あのときのお父様は誰よりもかっこよくて誰よりも輝いていました。今、目の前に立っているお父様はまげがないからちょっと不思議だけど、前より優しい顔をしています」とメッセージを送った。

真結羽ちゃんが続けて、「前はまげがあって頭を触れなかったけれども、もうまげがないから、お父様が頭をなでなでしてくれた分、私がお父様の頭をいっぱいなでなでしてあげます」と話すと観客から笑いが。そして、「世界で一番優しくてかっこいいお父様でいてね。世界で一番愛しているよ」と伝え、「大勢の皆様、お父様の断髪式に起こしいただいてありがとうございました」と観客に感謝。宮城野親方は優しい表情で真結羽ちゃんを見つめていた。