俳優の横浜流星が主演を務める、映画『ヴィレッジ』(4月21日公開)の場面写真が28日、公開された。

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    横浜流星

同作はスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、藤井道人が脚本・監督を務めるオリジナル作。夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。

今回解禁となった場面写真では、まるで取り憑かれているかのような虚ろな眼差しで、村に受け継がれてきた薪能の面を見つめ、閉ざされた"ムラ"の中でひとり孤独に耐え、絶望と怒りを目に宿した危うげな優の表情や、ある事件をきっかけに村を離れて刑事となった光吉(中村獅童)に誘われ薪能の祭りへ訪れた際の優と幼馴染の美咲(黒木華)、村長である父・修作(古田新太)の権力を傘に優をコケにする透(一ノ瀬ワタル)らの姿が切り取られたほか、ごみ処理施設の敷地で優と共に作業にあたる龍太(奥平大兼)、表情なく金網の向こうに広がる何かを見つめる美咲と、弟・恵一(作間龍斗)の姿も到着。

さらに、霞門村に受け継がれる伝統的な薪能の数少ない舞手であり、光吉が美咲に能の稽古をつけるシーンも切り取られた。村長として豪腕を振るう修作が優に語りかける意味深なワンシーンからは、どこか不穏な空気も感じられる。

(C)2023「ヴィレッジ」製作委員会