嵐の二宮和也が、22日に放送されたラジオ番組『BAY STORM』(bayfm/毎週日曜22:00~22:30)に出演。現在公開中の主演映画『ラーゲリより愛を込めて』への思いを語った。

第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所で過酷な生活を強いられた日本人捕虜を描いた同作。リスナーから絶賛の声が寄せられると、二宮は、自らレビューをチェックしていることを明かし、「『こんな話があるっていうことを知らなかった』とか、『役者のみなさんがすごく上手だった』とか、『よりリアルを感じた』っていうことを見てたりすると、“やっぱりすごいみんな上手いんだな”っていうことに行きつきましたね。それは感じたんですよね。みなさんの感想を勝手に見ていて」と、改めて共演者の熱演に感じ入った様子。

また、同作で二宮は、実在の人物・山本幡男を演じたが、「僕らも変な話、“実話に甘えていいものか?”っていうのもあるわけですよ。映画を作る側の人間として。やっぱり、実話にだけおんぶにだっこで、“この実話をみなさんに伝えたいんです”っていうことじゃない」と言い、「プラスアルファで、実話ベースのものを立体的に見せていかなきゃいけない」と吐露。番組スタッフが、「今の時代の人に観てもらうものだから」と続けると、「それが伝わったっていうことを目にすると、なんかうれしいよなって。ちゃんとチャレンジした甲斐があるよなっていうのは、思うところですよね。いや~、よく頑張りましたよね」としみじみ語っていた。

さらに、同作を5回鑑賞したというリスナーから、「感動した」「温かい気持ちになった」という声が届くと、「何回も観に行って、新たに気づくっていうような置き方はしてない映画ですので。わりと、何度観ても変わることのない映画かもしれない」と語りつつ、「それだけ、受け止めるものが、一つひとつ大きいものなんじゃないかな」と、作品の魅力を熱弁。番組スタッフからも、「二宮の代表作と言っていい作品」だと称賛されると、「そうなるといいんですけど……」と謙遜しながら、「(映画が)本当にたくさんある中で、『ラーゲリ』を選んでいただいて。それだけでありがたいと思ってます」と、寄せられた反響に感謝していた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。