アルパインマーケティングは1月17日、カーシェアリング事業「STORYCA(ストリカ)」の拠点として、いわき自転車文化発信・交流拠点『ノレル？』前の駐車場に「いわきステーション」を開設した。現在、予約を受け付けている。

  • 「STORYCA」PUTTERING STORY

同サービスでは、車両と道具・装備をパッケージにした新しいカーシェアを提案している。今回、いわきに設置したことで、全国5拠点に拡大した。

今回オープンしたいわきステーションでは、車両とEバイクがセットになったドライブとポタリングの両方を楽しむことができる「PUTTERING STORY(ポタリングストーリー)」が配備される。

ステーションの周辺には、山や海など自然豊かな観光資源や、多くの温泉スポットが点在する。目的地間の移動は車を利用し、目的地の先へはEバイクを使ってポタリングを楽しみながら自由に巡り、観光地の魅力を余すことなく体感してほしいという考えから設置した。

  • Eバイクを組み立ててポタリング

車両はポタリング仕様に「トヨタ アルファード」をコーディネートしている。車両にEバイクを2台積み込んでいるため、別途自転車のレンタルは不要。

積載するEバイクは、専用工具を使わずに組み立てられる折りたたみ式。電動アシスト付きで大容量専用のバッテリーを搭載し、満充電の状態で約80kmの長距離走行ができる。7段変速ギヤに加えて女性でもブレーキングしやすい機械式ディスクブレーキを採用している。パンクの心配がないエアレスタイヤを搭載した。

  • 電動アシスト付きのEバイク

そのほか、スノーピークのテーブル1台にチェア2脚、ポット、ドリッパー、コーヒーミル、電気ケトル、ポータブル電源、コーヒーセット(神戸紅茶ティーバッグセット、水 2Lなど)も装備しているので、ポタリングを楽しんだ後にテーブルとチェアを設置して休憩を取ることもできる。

  • PUTTERING STORYの装備品

シェアリングする車は、各STORYに合わせたアクティビティの道具や装備をセットするのに加え、車内にはアルパインの大画面のナビゲーションやサウンドシステム、リフトアップ3ウェイスピーカーなどを装備している。

料金(「PUTTERING STORY」のモデルケース)の例としては、「トヨタ アルファード」をSTORYCA仕様にコーディネートした車両に2名分のEバイクやテーブル、チェア、コーヒーセットが装備済みの場合、土曜日朝9時に出発して21時に返却する12時間利用で1万円。ガソリン代は距離精算で10km以内は無料、以降10km毎に200円となる。

  • 「PUTTERING STORY」モデルケース