NHKの夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから』(総合 毎週月~木曜22:45~ ※全20回)に出演中の女優・モデルの若月佑美にインタビュー。本作や自身について話を聞いた。

  • 若月佑美

お笑いタレント・丸山礼が主演を務める本作は、“自称サバサバ女"の異端児・網浜奈美(丸山)が、歯に衣着せぬ言動で日夜事件を起こし、新入りの本田麻衣(トリンドル玲奈)らとバトルを繰り広げるオフィスコメディ。若月は、綱浜が務める雑誌編集部の同僚で、網浜の言動に振り回される安藤晴香を演じている。

――『ワタシってサバサバしてるから』の魅力をどのように感じていますか?

とにかくまっすぐ笑いを追求した作品です。漫画原作で網浜さんのキャラクターは「面白い」で片付けられるものもあるのですが、三次元の人間がやると聞こえ方や見え方が違ってくるんです。なので、ドラマはバランスをとって、網浜さんのキャラクターもプラスで面白くなっていて、より親しみやすくなっているところもあります。また、網浜さんが部署を転々とし、関わっていく人が変わっていくことでキャラクターの見え方も変わると思うので、そこも注目してほしいです。

――自身が演じた安藤晴香の役どころを教えてください。

私が演じる安藤はごく普通の女の子。だからこそ、視聴者目線で網浜さんに巻き込まれていき、迷惑がっているけど網浜さんという存在を面白がってもいる。安藤の目線で網浜さんを見てもらえたら面白いと思います。

――演じる上で意識したことは?

安藤は網浜さんにツッコむセリフがいっぱいありますが、網浜さんという存在をボケとして捉えてツッコむのではなく、ついつい「何でだよ」と言ってしまう。監督から「そんな役どころがいい」という話を受けました。自分で「ここはツッコむセリフだから」と決めないで、自然と役のセリフとして言うことを心がけました。

――安藤とご自身の共通点はありますか?

ほぼほぼ素でした。監督自体が役者同士の関係性を大事にしてくださる方で、アドリブがすごく多い現場でした。網浜さんたちと話すシーンは「普段の雰囲気が出るくらいがいい」とおっしゃって、あえて役に入りきらず演じていました。だから共通点が多いというか私というか(笑)。あと、私はプライベートでもツッコミタイプで、なんでもかんでもツッコんでしまいます。映画に対してツッコんだり(笑)

――丸山さんらとのアドリブ共演はいかがでしたか?

丸山さんがパワフル過ぎてアドリブもがんがんやってくれて、監督もなかなかカットをかけないのでどんどんアドリブが出てくる。ボケとツッコミ両方やってくれて、私たちがボケようとツッコもうと両方に対応してくれて、瞬発力もすごくて、さすがだなと思いました。