パナソニックは1月13日、「エオリアスリープ」PXシリーズによる睡眠実態調査の結果について発表した。調査は2022年11月24日〜28日、20代〜60代の男女550人を対象に行われたもの。

  • 冬の時期(12月〜2月)、寒さなどが原因で睡眠の質が下がると感じることがありますか?

まず、冬の時期(12月〜2月)に、寒さなどが原因で睡眠の質が下がると感じる事があるという人は合わせて約6割(「とても感じる」18%、「やや感じる」43%)だった。また、冬の朝は室温が寒く、2度寝や布団から出られないなど、起きにくいと感じる事があるという人も、同じく6割ほど(「頻繁にある」26%、「たまにある」36%)となっている。

一方で、冬の睡眠時のエアコンに関しては、72%が「使用していない」と答えており、エアコン使用率は28%にとどまっている。快眠のために行っていることについては、「靴下をはいて寝る」(20%)、「事前にお布団を温める」(19%)、「事前に寝室の暖房をつける」(18%)の順に多い結果に。

同社の睡眠改善インストラクター・菊地真由美氏が紹介する「冬の快眠OK・NG」によると、2割が実践している「靴下をはいて寝る」行為は、足からの放熱が出来ずに深部体温が下がりにくくなる事から眠りづらくなるためNGであることが明らかとなっているという。足が冷たい・寒いという人には、緩めのレッグウォーマーがおすすめだそう。

そのほか、「入眠の直前にお風呂に入る」「一晩中湯たんぽを使う」「一晩中電気毛布を使う」も深部体温を下げる妨げになるため寝入りが悪くなってしまうという。電気毛布や湯たんぽは、就寝前に寝具を温めておく目的で使うことが推奨される。

また、「寝る前にお酒を飲む」も寝酒は睡眠を浅くするためNGであるほか、睡眠時の衣服も要注意となる。

寝ている間にかいた汗がこもることがないように、綿など通気性の良い素材がおすすめであるのにくわえ、寝入りのスイッチを切り替えるために部屋着とは別の寝間着を用意しておく事も効果的とのこと。

理想とされる睡眠環境は、温度20℃・湿度50%前後ほど。就寝時にエアコンを使う場合は、室温が20℃前後になるようにし、風向きを下にして稼働し続けると快適になるという。

エアコンの空気が苦手な場合や乾燥が気になる際には、就寝の20分〜30分前に寝具をめくってエアコンをつけておく方法が有効とのこと。加湿機能つきの空気清浄機の併用もおすすめという。