女優の安藤サクラが6日、東京・汐留の日本テレビで行われた同局系ドラマ『ブラッシュアップライフ』(8日スタート、毎週日曜22:30~)の制作発表会見に登場し、戻ってみたい過去について語った。

  • 安藤サクラ

バカリズム脚本の今作は、地元の市役所で働く実家住まいの平凡な独身女性・近藤麻美(安藤)が、人生をゼロからもう一度やり直す“地元系タイムリープヒューマンコメディー”。会見には、麻美の親友役を演じる夏帆と木南晴夏も出席した。

“地元系タイムリープヒューマンコメディー”というキャッチコピーに、安藤は「本当にこれがフィットするドラマでして、地元にいるような感覚でなじみのある景色を見ながらも、感じたことのない新感覚なドラマです。新しい気持ちと、懐かしい気持ちで皆さんに楽しんでいただけるドラマじゃないかなという感想を持ちました」とコメント。

夏帆は「バカリズムさんの脚本の作品は、勝手に毎回“ご褒美仕事”みたいに思っていて、とにかく現場が楽しいんですよ。今回もこの3人のシーンがすごく楽しくて、現場の雰囲気がドラマにも出てるなと思います」と話し、木南は「“タイムリープコメディー”というとすごくスペクタクルなとんでもない物語みたいな感じがするんですけど、“地元系”って付いてるから、タイムリープする以外はすごい日常を描いてるんです。衣装合わせのときに“ボツ個性”と言われて、不思議な面白いドラマです」と紹介した。

ドラマのテーマにちなみ、自身がタイムリープしたい過去について聞かれると、安藤は「私は今がいいかなと思うんですけど、どこかに戻ってその時間を一瞬体験できるのであれば、生まれた瞬間の自分になってみたいです。そのときに自分の周りにいた家族たちがどんな顔をしてたのかっていうのを、今の感覚で見たら、うれしそうな顔をしてても感動するし、両親が自分を見る目が今と変わってなかったとしたら、それはそれで心を揺さぶられると思いますし」と回答。

「サクラさんの話を聞きながらジーンとしちゃいました…」という夏帆も「物心付く前の自分の記憶がないところに行ってみたいなって思いますね。親から『こういう子だったよ』『こういうことやってたんだよ』と言われても、全然別人なんじゃないかというくらい記憶がなかったりするじゃないですか。だからその当時の自分が何を思って何を見てたんだろうと知りたいです」と同調した。

一方の木南は「私は中2。自分の記憶の中でめちゃくちゃ楽しかったっていう記憶で、毎日お腹がちぎれるくらい笑ってて、立てなくて腰砕けるくらい(笑)。その頃は将来の不安も何にも考えてないし、勉強とかもそんなにしてなかったタイプで、何も人生の不安を考えずにただその瞬間だけを楽しんでいたなという思いがあるので、中2をもう一度体験して、毎日『お腹痛い』って言いたいなって思います」と笑顔で振り返った。

  • (左から)夏帆、安藤サクラ、木南晴夏