女優の井上真央が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』(1月13日スタート、毎週金曜22:00~)の制作発表会見が7日、都内で行われ、井上、佐藤健、松山ケンイチが出席した。

  • 佐藤健

本作は、脚本家・安達奈緒子氏が描く完全オリジナルの“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。愛する人を突然失ってしまった主人公・相馬悠依を井上真央、魂だけになっても悠依をそばで見守る鳥野直木を佐藤健、死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく魚住譲を松山ケンイチが演じる。3人は今回がそれぞれ連続ドラマ初共演となる。

佐藤は、幽霊役の苦労を告白。「すごく制約が多くて大変なんですよ。幽霊のときのルールを決めるのにけっこう監督と話し合いました。物を触っちゃいけない、人も触れないけど、椅子には触れて、地面についたテーブルには触れるとかルールを決めました。ただ、世界に一切影響を与えてはいけないので、椅子から立ち上がるときに椅子が少しでも動いたらダメ。歩くときに足音がしたらいけない。これがすごく大変」と説明し、「音声さんに靴の裏に足音がならないようなふわふわのスポンジを貼っていただいて、ツルツルすべりながら演じさせていただいています」と明かした。

幽霊になった直木を見ることができる譲を演じる松山は、「僕の役は直木が見えるので、2人(悠依と直木)の間に入って伝える、通訳みたいな感じです。2人のドラマを一番近くで見ているので誰よりも感情移入してしまうし悩んでしまうし、当事者じゃないんですけど、ダイレクトに真央ちゃん演じる悠依の言葉などが胸に響いてくるところで演じさせていただいています。幽霊なりの苦労を間近で見ていて楽しみながら演じています」コメント。井上は、直木と譲のやりとりについて「楽しそうです」と笑っていた。

また、今年の目標を聞かれると、佐藤は「僕全く霊感がないんですよ。幽霊、おばけ、超常現象と遭遇したことがないので、今年は霊感を身につけたいです。感じられる男になりたいです」と答え、「自らが幽霊となる3カ月、4カ月を過ごすことで何か変わるんじゃないかなと期待しています」と話した。